7年後にバグ発見ってどう?
2020.11.26 10:33
目次
1.あらすじ
2.解析
3.バグだから保証?
4.まとめ
1.あらすじ
第1エレクトロニクス電力収集装置をRS485通信シリアルコミュニケーションユニットで通信してデータ収集しています。
最近、通信機器を増設し(改造は内製)ほかのデータも集めるように追加しました。
ところが、通信ユニットのCH1通信部分でデータの異常がみつかるようになった。
2.解析
実際のデータをみると変なデータがはいってくる。
ユニットの状態はこんな感じです。
シリアルコミュニケーションユニットの回線トレースでみるとCH1は送信データがすぐに返答される。
ENQヘッダーで送って、STXで返信がくるはずが、ENQ応答がすぐに戻ってくる。
CH1は仕様で、エコーバックは許可・・なので禁止にできない。
データの処理を受信読出し要求で行っているので、タイミングによっては、エコーバックの応答で行って、まちがったデータを読み込んでしまいます。
3.バグだから保証?
これは、バグですね。バグは製作メーカーで保証ですよね。
ところが
①保証期間をかなりすぎている。
②検収している。
③今更、調査自体もおこがましい
④検収後に大改造している(内製)
⑤最近追加増設改造している
こんな状況では・・・
4.まとめ
こういう状況はよくありますが、難しいですね。
でも、納入後7年後にバグがあって問題になっても、基本的には、検収後客先改造は責任外ですよね。「世の常識」と認識してほしい。
ただ、プログラムのことわからない人(製造しかわからないオバカさん)とか下請法を気にしない(電気主任)みたいな方たちは平気で調べて直して・・バグでしょとか言います。
何度も言いますが、検収したらあなたのものです。保証期間も1年って契約してますよ・・・。