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狂った役を演じると役者は狂うのか?という話。

2020.11.26 13:59

先日、「THE BEE」という芝居で、なかなかマッドでサイコな男を演じました。

他人の子供の指を折るわ、

なんなら包丁で切っちゃうわ、

脈絡なく銃をぶっ放すわ、

これまでまっっったくやったことのないイカれっぷり満載の役で、

超絶リアルガチ本気マジでキツかったです。


いやわかんねーよ、殺人する人間の気持ちとか。

こえーよ。

こちとらB級スプラッタ映画ですら見れないのになんて事を。


そんな苦手意識からスタートしたわけなんですが、

思ったより楽しく、やりがいのある稽古でした。

「暴力」というものに向き合う2ヶ月弱だったように思います。


人を支配するとはどういうことか。

人を傷つけるということはどういうことか。

そして「復讐」とは何か。

向き合わない日はありませんでした。


ただまあ私は凡人なもので、

タイトルにある「狂った役をやると役者は狂うのか?」みたいなことを

聞かれたりもしたのですが、狂った人間にはなりませんでした(なれませんでした)。


だけど、それで良いとも思っています。

舞台上で「本物」を信じていただけたなら、それで十分です。


そんな訳で何が言いたいかというと、

「芝居してて良かったーー!!!」な、とても気持ちの良い公演でした。

ほんとにしんどかったけど。



改めて、劇団つちの娘「THE BEE」にご来場いただいた方々、お手伝いいただいた方々、

本当にありがとうございました。


また是非劇場でお会いしましょう。


岩本