茶々丸についてのご報告と今後の猫ちゃんの家について

2020.11.27 04:59

和歌山県和歌山市の猫カフェ

ねこカフェ猫ちゃんの家


茶々丸についてのご報告と、今後の猫ちゃんの家についてお知らせ致します。



まず、茶々丸については


2020.11.21(土)夜に腹水の症状を確認後、22(日)に動物病院で検査をし、発症4日後の25(水)明け方に亡くなりました。


※茶々丸の容態変化については下記に詳細を記載いたしますので、気分の優れない方はご覧にならないようお願い致します。


検査結果は茶々丸の亡くなった翌日、26(木)夜11:00頃に先生から電話連絡で、FIP(猫伝染性腹膜炎)陽性と知らされ、27(金)に、検査結果の用紙を受け取りにいきました。


※FIP(猫伝染性腹膜炎)についても、下記に記載いたします。


皆様へのご報告が遅くなり、誠に申し訳御座いません。


検査結果が確定されないと、死因は〜かもしれない。

という不確定な情報を流すことになるため、検査結果を待っておりました。


ご理解頂けると幸いです。



茶々丸の容態変化について


2020.11.21(土)

朝や昼はいつも通り元気に走り回り、食欲も旺盛でした。

茶々丸はまだ子猫のため、体調管理と休憩のために、定期的にケージに隔離しておりました。


その際に抱っこをして体調等の確認をするのですが、この時点では腹水の確認は出来ませんでした。


しかし、夜に抱っこをした時に腹水を確認。


食欲にも異常は無く、元気に走り回っておりました。

※腹水を確認後は完全隔離しております。



2020.11.22(日)

朝一に茶々丸を動物病院へ連れて行き、昼過ぎに検査をしてもらいました。


先生からは、症状的にFIP(猫伝染性腹膜炎)の可能性が非常に高く、検査結果に少し時間がかかる。


腹水は検査で必要な分以上の量を抜くと栄養が全部抜けてしまうため、現時点では抜けない。


美味しいご飯をたくさん食べさせてあげて下さいと言われました。


茶々丸は少し食欲が落ちましたが、まだケージ内では元気にしており、猫じゃらしでも遊んでおりました。



2020.11.23(月)

茶々丸の食欲が一気に低下し、ケージ内であまり動かなくなりました。


色々なご飯やおやつを試しましたが、昨日とは違い、一口、二口食べては休み…の繰り返しです。



2020.11.24(火)

茶々丸の腹水はたまる一方で、撫でると背骨が浮いてきているのが分かるようになりました。


食欲はさらに低下し、ほとんど動けなくなりました。


オーナーの猫ママは、茶々丸の体調変化後は、夜中も付きっきりで側におりましたが…


2020.11.25(水)

明け方に亡くなりました。


その日のお昼、茶々丸はたくさんのお花に囲まれて、お空に旅立ちました。


2020.11.26(木)

夜の11:00頃に、先生から茶々丸がFIP(猫伝染性腹膜炎)陽性と連絡がありました。


2020.11.27(金)

検査結果の用紙を受け取りに行きました。


茶々丸が亡くなった後に検査結果が確定したため、皆様にはご連絡が遅くなり、誠に申し訳御座いません。



まず、FIP(猫伝染性腹膜炎)について簡単に説明させて頂きます。


猫伝染性腹膜炎(ねこでんせんせいふくまくえん、feline infectious peritonitis;FIP)


猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)を原因とするネコの症状です。


猫腸コロナウイルスの変異型で、腸以外(腹水、胸水)から検出した場合FIPと考えられており、猫コロナウイルス(FCoV)は、人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは異なり、人には感染しないといわれております。


 猫コロナウイルスは猫では極一般的に見られる感染症の一つであり、猫の80%が感染していると言われてます。


感染した猫のほとんどが無症状あるいは軽度の消化器疾患を示すのみなのですが、一部の猫で治癒が困難なFIP(猫伝染性腹膜炎)を引き起こすことが知られています。


腹腔や胸腔に水が溜まるウエットタイプと、眼や神経に病変を起こすドライタイプがあります。


ウェットタイプは発症すると短期間で死亡してしまい、ドライタイプは慢性経過をとって比較的長生きできる場合があります。


但し、6ヶ月未満の仔猫の場合はドライタイプでも神経症状が起こり、即座に死亡する例があるそうです。


 FIPは致死的な疾患であるため、未だに有効な治療法が確立されていません。


また、100%ではないものの、有効といわれる薬は出回ってはおりますが…


薬理学的な情報、つまり物質的安定性や体内動態、毒性試験結果、副作用等…


科学的に調べられた情報が少ない薬剤を使用することは安易な判断ができず、獣医師さんと飼い主様で、薬を使用するかしないかの判断が分かれるのではないかと思います。


また、日本では無認可の薬のため、とても高額な薬でもあります。



茶々丸と一緒に過ごしていた、他のにゃんこスタッフの全頭検査については、動物病院の先生に確認したところ、しなくても良いと回答を頂きました。


 猫コロナウイルスは猫では一般的に見られる感染症のため、ウイルスが変異しない限りはFIP(猫伝染性腹膜炎)にならないからです。


当店では、茶々丸以外のにゃんこスタッフがFIPでも、そうじゃなくても


これまで通り、のんびり楽しく過ごせるように、環境を整えていきたいと思います。



今後の猫ちゃんの家については

①〜④で対応致します。



①通常通り営業致します。


※FIP(猫伝染性腹膜炎)は猫腸コロナウイルスの変異型ですが、猫コロナウイルスは猫では一般的に見られる感染症の一つであり、猫の80%が感染していると言われております。


また、猫コロナウイルス(FCoV)は、人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは異なり、人には感染しないといわれておりますので、これまで通り、ご来店時とご帰宅時の手洗いと消毒をお願い致します。



②オーナーの猫ママが心労のため、営業日と営業時間を変更致します。


【変更前】

営業日:不定休

営業時間:12:00~18:00

(最終受付17:00)

【変更後】

営業日:土・日

営業時間:13:00〜17:00

(最終受付16:00)



③猫カフェにいてるにゃんこスタッフの里親募集については、里親希望者様に茶々丸の件を報告し、ご理解がある方のみに譲渡致します。



④和歌山市動物愛護センターとの譲渡会は、猫カフェ部屋とは別部屋のため、引き続き予定を合わせ、定期的に開催致します。


ねこカフェ猫ちゃんの家では初めての事態のため、茶々丸の急変には、とても心を痛めました。


検査結果を待つ時間がとても長く感じ


みんなの元気印の茶々丸は、どんどん弱っていく。


しかし、獣医師でもない。

お薬を持ってるわけでもない。


茶々丸の側で、見守るしか出来ないことは

とても辛く


耐え難い時間でした。



茶々丸は、2020.6.30.和歌山市動物愛護センターのミルクボランティアで、オーナーの猫ママが育てました。



とてもヤンチャで可愛い子です。

でも、みんなと仲良くできて、とても優しい子でもありました。



今もまだ、茶々丸が部屋中を走り回ってる気がするくらい


今回のことは突然の事でした。



あんなに元気だったのに


こんなに短い期間でお空に旅立つとは、猫ちゃんの家一同、誰も思っておりませんでした。



心の準備なんて


誰も出来ておりません。


それくらい急な出来事で


何が何やら…



病名が判明しても


命を守れなかった

悔しさや辛さは


言葉で


なんと表現したらいいのやら…



茶々丸は、ねこカフェ猫ちゃんの家で楽しく幸せに過ごせたかな?


にゃんこスタッフはみんな、茶々丸どこにいっちゃったの?

と探しているので、とても辛いです。


TwitterやInstagram、HP等のSNSでねこカフェ猫ちゃんの家を応援して下さる皆様には


いつも元気を頂いております。


本当に、有難う御座います。


もう少し心が落ち着いたら、にゃんこスタッフの可愛い写真や動画を投稿致しますので



もうしばらく見守って頂けると幸いです。




これからも、ねこカフェ猫ちゃんの家らしく、地道に努力致します。


皆様、今後もねこカフェ猫ちゃんの家をどうか、宜しくお願い致しますm(_ _)m