人の役に立っているという実感ー貢献感ー
突然ですが、あなたが一生裕福に暮らせるだけの資産があったとしたら
働こうと思いますか?
このような話がもし現実になるとしたら、今すぐにでも仕事を辞めて、
一生働かずに生きていこうと思うかもしれません。
きっと最初は多くの人がそうすると思います。
でも、実は、大富豪と呼ばれるような資産家がそのような人生を送っているかというと
現実は異なるようです。
一生働く必要のない資産家でも、仕事をしているという方がたくさんいるというのは
不思議に思いませんか?働かなくて済むなら働かなければいいのに、と思いますよね。
その答えが今日のタイトルにある
”貢献感”です。
人は誰かの役に立っているという実感を欲していると言われています。
社会で生きていく上で、何の役にも立っていないと思うと虚しい。
つまり、貢献感を感じていることは人生において必要なことなのですね。
世の中の役に立つというと何だかすごく大きなことを成し遂げなければ
いけないような気もしますが、
世の中の、誰かのやくに立つのは実はそれほど大げさなことではありません。
例えば辛い時や苦しい時に家族や友人の存在があるとほっとしたりしますよね。
あなたも他の誰かにとって、そういう存在、
つまり、あなたが存在していることでほっとしたり安心したりする人がいます。
普段はそう思っていることに気がつかなかったり、言葉にすることはなかなかありません。
それでも、一人で生きていくことができない以上、
人生の中のどこかのタイミングで必ず誰かの役に立つ瞬間があるはずです。
悩みがあったり迷ったりすると
なぜこんなことをしなければいけないのかと思って、すべてを投げ出したくなるような
時があります。
そんな時には貢献感という言葉を思い出してみてください。
いつかどこかで誰かの役に立つと思えた時、
きっとわずかであっても充実感を手にすることができるのではないでしょうか。