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40k初心者講座 - ロスターシートを書こう!

2022.08.13 21:57

WARHAMMER 40,000 のゲームを遊ぶ前に準備しておくべきものといえばミニチュア、ダイス、メジャー、そしてコアブックとコデックス...それらと同じくらい大事なもの、忘れていませんか?

そう、「ロスターシート」です。


え、ロスターシートって何?

何を書けば良い?

どう使うの?

ロスターシートって本当に必要?


今回はそんなロスターシートに関して紹介していきます。


【ロスターシートとは】

ロスターシートとは、自ら編成したアーミーに関する情報を書き記しておくシートです。


具体的な例を挙げると

・アーミーに含まれるユニット

・そのユニットは何体の兵で構成されるか

・ユニット内の各兵が何を装備しているか

・どのようなアップグレードを選択したか

・ユニットは何パワー/ポイントか

・アーミーを率いるウォーロードは誰か

・ウォーロード特性

などが含まれます。


WARHAMMER 40,000 の一般的なゲームにおいて、ロスターシートの内容はバトル開始前に確定させておく必要があり、特別なアビリティが適用されていない限りは原則バトル中に変更することはできません。

自分のアーミー編成の忘れ防止や、フェアプレーのためにもロスターシートは欠かせません。


ロスターシートは自分で参照するためのものと、相手に公開するためのコピーの2部があると理想的です。



・補足:ここでおさらい

アーミー?デタッチメント?ユニット?兵?って何?という方は先にこちらの記事へ。


パワー?ポイント?って何?

という方はこちらの記事へ。


そんなのもう常識!分かりきってるよ!という方はこのまま、この記事の続きへどうぞ。

早速ロスターシートをダウンロードして記入していきましょう。


ロスターシートを書こう!


【まずはシートをダウンロードしよう!】

まずはロスターシートのテンプレートを入手しましょう。

公式ロスターシートはウォーハンマーコミュニティで無料配布されています。

下記のリンク先の記事からダウンロードができます。

ロスターシートの様式は2枚あります。


1ページ目のアーミーロスターには、アーミーに含まれるデタッチメントの情報を記入していきます。


2ページ目のデタッチメントロスターには、デタッチメント内に含まれているユニットと、その兵数や装備などの詳細を記入します。


実際に作成する場合、記入する順番はデタッチメントロスター→アーミーロスターの順になります。


【デタッチメントロスター】

デタッチメント内に含まれているユニットとその兵数や装備などの詳細を記入していきます。

・上段

NAME:

このデタッチメントの名前を記入する欄です。


TYPE:

このデタッチメントのタイプを記入します。

(パトロールデタッチメント等)



・UNIT欄

ユニットに関する下記の項目は、コデックスに収録されているユニットデータシートに記載されているものを参考に記入していきます。

UNIT TITLE:

ユニット名を記入します。

(アサルトインターセッサー、ネクロンウォリアー等)


BATTLE ROLE:

そのユニットの兵科を記入します。

(HQ、トループ、エリート等)


No. OF MODELS:

そのユニットに含まれる兵数を記入します。


WARGEAR:

そのユニット内の兵が装備しているウォーギアを記入します。

ユニットが既に装備しているウォーギア、あるいはユニットデータシートに基づき追加変更したウォーギア(ウォーギアオプション)、レリック、選択したサイキック能力等を記入しておきましょう。


POINTS (MODELS):

ユニットに含まれる兵の、兵数分の合計ポイントを記入します。

兵1体毎のポイント数はコデックス巻末に纏められています。


POINTS (WARGEAR):

装備しているウォーギアの合計ポイントを記入します。

ウォーギア毎のポイント数はコデックス巻末に纏められています。


TOTAL POINTS (UNIT):

そのユニットの合計ポイントを記入します。

POINTS (MODELS) と POINTS (WARGEAR) の合計値を記載します。


・下段

Total Points (Detachment):

デタッチメントに含まれるユニットのパワーレート/ポイントを合計した値を記入します。


Command Points:

このデタッチメントが消費するCPを記入します。


NOTES:

その他、特記事項がある場合はここに自由に記入します。

例えばデタッチメントごとの陣営アビリティ等を記入しておくと良いでしょう。



ここまで記入すればデタッチメントロスターは完成です!


1つのアーミーに複数のデタッチメントを入れたい場合は、デタッチメント毎にこのシートを作成します。


・補足:デタッチメント数の制限

1個のアーミーに含むことのできるデタッチメント数はゲーム規模によって基準が設けられています。


【アーミーロスター】

デタッチメントロスターが完成したら次にアーミーロスターを作成します。

PLAYER NAME:

プレイヤー自身の名前を記入します。


ARMY NAME:

アーミーの名前を記入します。

ゲームとは直接関係のないフレーバー要素ですが、書いておくとカッコいいです。


ARMY FACTION:

アーミーの陣営を記入します。

戦団や王朝などを設定してある場合は、策略やアビリティ選択に関係してくるため、陣営の横に()書きしておくと良いでしょう。


WARLOAD:

どのユニットがこのアーミーを率いるウォーロードになるかを記入します。

ウォーロード能力の設定以外にも、ゲーム中の得点対象になったりするため明記しておく必要があります。


DETACHMENT NAME:

そのデタッチメントの名前を記入します。

ゲーム自体には直接関係のないフレーバー要素です。

自分好みのイカした部隊名をつけましょう!


TYPE:

デタッチメントの分類を記入します。

(後述のパトロールデタッチメント等)


CPS:

そのデタッチメントを組むにあたって消費するCP(指揮ポイント)を記入します。

消費CPはコアブックのデタッチメント欄に記載されています。


POINTS:

デタッチメントに含まれるユニットおよびウォーギアの合計パワーレート/ポイントを記入します。


WARLOAD TRAIT:

ウォーロードに設定できるウォーロード能力を記入しておきます。

ウォーロード能力は各陣営のコデックスに定められていますが、稀にミッション中で特別に使用できるものもあります。

※コアルールの「戦争あるのみ」等


Total Command points:

ゲーム規模により定められる初期付与CPから、デタッチメント編成やアップグレードの選択で消費したCPSを引いた残りのCP数を記入します。

これがゲーム開始時の段階で使用できるCP数になります。


Rainforcement points:

増援ポイント(Rainforcement points)としてプールしておくパワーレート/ポイント値を記入しておきます。

通常の編成では不要です。

ケイオス陣営の召喚儀式や、その他ユニット固有のアビリティなど、特殊な方法でバトル中にユニットを参戦させたい場合、参戦させるユニットのパワーレート/ポイントをこの増援ポイントから支払うことになります。

増援ポイントに関するルールの詳細は「コアブック」を参照してください。


Total points:

各デタッチメントの合計ポイントと増援ポイントを合計した、アーミーの総パワーレート(=パワーレベル)/ポイント数を記入します。


ゲーム規模を表す◯◯パワー戦/◯◯pts戦は、このTotal points を、指定された◯◯パワー/◯◯pts”以下”で編成することを示します。


ここまで記入が完了したらロスターシートの完成です!



ロスターシートって本当に必要?


ここまで読んで、正直ちょっと面倒に感じましたよね?


正直、公式大会でもなければロスターシートに纏めていなくてもミニチュアがルール通り編成されていて、相手が認めていればゲームはできるでしょう。

ロスターシート作成の時間の分、ゲーム前にミニチュアを塗り込みたい、戦略を練りたい、そんな気持ちもわかります。


しかし、それでも個人的にはロスターシートを作成しておくことを強くお勧めします。


いくら自分のアーミーとはいえ、ユニットの能力値や陣営固有のアビリティ、ウォーギア、レリック等を完全に記憶して、必要な場面で思い出すことは困難です。

「己を知り敵を知れば百戦危うからず」の「己を知る」ために必要なのがロスターシートです。

あのとき必要な場面であのアビリティを忘れずに使っておけば...なんて、ゲーム後に後悔したくないですよね。

初心者だけでなく、1回のゲームプレイ毎の間隔が開きがちな社会人プレイヤーの方にも是非活用をおすすめします。


また、ゲーム後に編成や運用の反省点を書き込むのにもロスターシートは便利です。

あらゆる趣味、あらゆるゲームに共通することですが、反省無くして上達はあり得ません。

このユニットは配置の仕方が悪くて活躍できなかったので次回はもっと前方に置こう、あのユニットは他のユニットと噛み合わなかったのでこのロスターからは外そう、逆に過剰だったのでもっと他のユニットにポイントを割こう、等々。

そうやって編成や運用をブラッシュアップしていくのもWARHAMMER 40,000 の大きな楽しみのひとつです。


また実用面に限らず、ロスターシートとその戦績を振り返って、愛するアーミーと歩んだ思い出に耽る時間もまた素晴らしいものです。


公式ロスターシートの様式がちょっと使いづらいと思ったら、自分で工夫して様式を作ってみても良いでしょう。ユニットの写真を入れたり、陣営に応じた図柄を入れてみたりと拘っても面白いかもしれません。


是非ロスターシートを活用してゲームライフを豊かなものにしてください!



以上、40k初心者講座 - ロスターシートを書こう!でした。