再掲載❓😓🤗汗かいた患者さん
私は柔道整復師として整形外科クリニックで仕事をしています。ある日、肩関節周囲炎(五十肩)の診断を受けて治療を始めた患者さんがいました。30代後半の女性の方です。お話をお聞きすると、肩の痛みや可動域の制限がある他に、腰痛、不眠があり医療機関にかかっているとのこと。そして癲癇の発作が過去にありました。 身体全体の状態が肩に与える影響は大きく、特に不眠は心と身体の緊張を生み、慢性的な疲労も生んでしまうため、身体の治ろうとするスイッチが入らない。この部分が改善がポイントだと考え、肩へのアプローチと共に不眠の改善を目標に治療を進めました。週に1度の治療を開始して1ヶ月半したころから“良く寝られました!“という日が少しずつ増えてきました。4ヶ月ほど経とうとしていたある日、いつものように彼女を治療のためのチェックをすると以前から腰椎の1番に強い病変がありましたが、この日初めてこの病変が無くなっていました。そしてその日の治療を開始した時、彼女 が ”先生、妊娠したみたいなんです。“ の一言。一瞬とても焦ってしまった…全く焦る必要はないのですが、嫁以外の人に言われるのはびっくりするものですね。その時初めて聞いたのですが、彼女は不妊治療を少しをされていたとのことでした。私の治療が妊娠のための身体の環境づくりに役だったのかなと思えた瞬間でした。そして、身体の反応の素晴らしさと、クラシカルオステオパシーの底力を少し垣間見た気がしました。この後も出産の一週間前まで治療することができ、出産後の治療も続けています。
本国イギリスの講師は言います、手技は道具でしかない、その道具をどのように使いこなすかということを学ばなければクラシカルオステオパシーではない。それができた時、生理学が病理学に打ち勝ち患者を治癒に導くことが出来るのだと。
日本クラシカルオステオパシー協会 MICO 榊原 隆志