風が強くても大切なもの
2020.11.28 14:00
11月の終わりの風が強い日だけど、大切な想いを胸に秘め、
丹精込めた「鳥の酸っぱ煮」と、母直伝の「お豆腐とお茄子」の材料を
手にぶら下げて、防寒対策もバッチリして、自分のペースで歩きはじめた。
ヒサノリの待つ「大好きなお店」に着いたら、まずは「Blackコーヒー」。
器用に上着を脱ぎ捨てて、緑色のセーターのようなものを袖まくり!
「いつでも準備万端よ!」と、意気込みは、年齢を感じさせないゼ!
それでも、やっぱり女の子です…。かなしい「お知らせ」を聞いたら
声をあげて泣いてしまった。子供のように顔に手を当てて…。
それでも、ママは強い子でした。昭和の女は偉いものだと感心した!
涙を拭いてキッチンに向かい、夜の食事の準備を始めた。
豆腐と茄子をフライパンで炒めて、ヒサノリに、お米の用意の指示を出す。
用意してきた「鳥の酸っぱ煮」を並べ、ご飯が炊けたら「いただきま~す」。
笑顔で「小どんぶり」を手にするママ。なんか、『そわそわ』している。
僕は、ママの瞳の奥に、なにやら思惑があるように感じとった。
「今日は、ミホちゃんのお誕生日なのよね~♪」
「ご飯食べたら、ハッピーバースデーを歌って、ケーキ食べよう♪」と、
目をまんまるにして笑っている。
はい!お待たせいたしました。大好評の「Today's Mama」のコーナーです♪
丹精込めて「酸っぱ煮」を作って、
母直伝の「おかず」も作って、
「お赤飯」は、売切れでガックシきたけど
3人で「ハッピーバースデーのケーキ」を食べた。
ヒサノリの「Blackコーヒー」を今日は2杯だけ。
もうすぐ90歳の看板娘。この色鮮やかな緑のセーターは伊達じゃないゼ!