【BUSHMEN travelgear】日本上陸間もない、大注目の軽量ハンモックメーカー!③【サーモタープ&アンダーキルト GLOW】
今回もポーランド発のハンモックブランド「BUSHMEN travelgear(以下ブッシュメン)」
のアイテムを引き続きご紹介します。
前回までの記事はこちら↓
大変ありがたいことに、二度目に紹介した「バガボンドハンモックセット」は、好評につき売り切れております。また入荷しましたらSNSでお知らせいたしますので、ぜひインスタグラムなどのフォローもよろしくお願いします。
前回までブッシュメンのハンモックを2モデル紹介しましたが、それだけではもちろん幕営することはできません。
特に冬のシーズンはアンダーキルトなど用意しなければ、寒さでとても寝ることができないです。
寒さ対策だけでなく、オールシーズン必要になってくるのが夜露や雨・雪対策ですね。
その対策法としてハンモックの上にはタープが必要になります。
ブッシュメンのタープはいくつか種類があるんですが、他のハンモックメーカーにはない特徴を持ったタープがございます。
THERMO-TARP サーモタープ 3×3
落ち葉がくっついていたり、張りがきれいではない写真ですいません(汗)
先日箱根の芦ノ湖キャンプ村でハンモックで泊まった際に使用しました。
その日は夜から断続的に冷たい雨が降り続きましたが、このサーモタープのおかで朝までぐっすり眠れましたよ。
ではこのサーモタープの解説をしていきましょう!
サーモタープの特徴はなんといっても断熱レイヤーが片面についているということ。
断熱タープといえば分かりやすいですね。
断熱シート面を内側に向けることで、自身から発せられる赤外線・輻射熱を反射し
使用者や寝袋を温める効果があります。
夏には断熱シート面を外側に向けることで、太陽からの赤外線を反射させ、タープ内部が
暑く感じにくくなる効果をもたらします。
設営バリエーションの豊富さも魅力の一つ。
3m×3mの正方形で16のループが付き、ハンモックタープとしてはA型やフルクローズ
さらにシェルターやブッシュクラフトテントも3×3サーモタープでつくることができます。
サーモタープを使った様々な張り方については、ブッシュメンの公式ページをご覧いただければと思います。↓↓
ちなみに僕はこの時期もっぱらフルクローズしています。風が入ると寒いですからね。
ハンモックでもフルクローズできるのが3m×3mの魅力といえるでしょう。
多少の結露は発生しますが寒さで目覚めたことはありません。
重量は公式通り800gです。登山で持っていくには少し躊躇する重さなんですよね。
ブッシュメンでは同じ3m×3mでも、より軽量なタープもございます。
3×3 ウルトラライトタープ
こちらは断熱シートが付いていませんが、同じ大きさで425g。
他社にもより軽量なハンモックタープがありますが、フルクローズできる大きさはなかなかありません。
近々冬の登山&ハンモック泊を検討しているので、正直なところこっちのタープも欲しいところです。
さて話は戻ってサーモタープですが、人気のサイズである3×3にはカモ柄もございますよ。
二千円ほど高くなりますが、カモ柄人気高いです。
サーモタープの最大UVカット効果は、UPF 50+(紫外線保護指数)であることが、BUSHMENラボでは実証されています。
断熱性もそうですが、UPF50+は夏には大きなメリットになるでしょう。
"NO HEAVEN WITHOUT HELL"
「困難なしに楽しさや喜びを得ることはできない」
ブッシュメンの隠れメッセージがいい味出しています。
オールシーズンかつ様々な使い方ができて断熱効果もあるブッシュメンのサーモタープは
認知が広がればブッシュクラフターやハンモッカー、軽量ソロキャンパーの方に人気が出そうです。
僕もサーモタープを使っていろんなバリエーションのタープの張り方を勉強中です!
次に紹介するのが、冬のハンモック泊に必須のアンダーキルトです。
アンダーキルト GLOW -2℃
ブッシュメンのアンダーキルトの特徴は、何といっても高品質のダウンを使用し軽量ながら最大限の保温性を持たせているところ。
ポーランドのハンモックギアメーカーであるブッシュメンは、最高水準のフィルパワーで有名なポーランド産のグースダウンを使用。
そのダウンは詰め替えが必要と判断された他製品のグースダウンを収集・リサイクルして作られています。
使用済みダウンは環境に配慮しながら念入りに洗浄され、750フィルパワーという基準を満たした羽毛のみが選別されて、アンダーキルトGLOWに封入されています。
上半身が触れる部分(写真左側)の幅は140cmで、内部の羽毛ダウンが移動しないようマス目には特殊な縫製が施されています。枕に似た役割を果たし、頭や上半身を寒さからしっかり守ってくれます。
一方、足が触れる部分(写真右側)には、両足を効率よく包み込むことができるように縦長のマス目を採用しています。
アンダーキルトだけでなく、ダウン製品はその部屋の区切り方や詰め方によって、保温力が左右されます。
実際にこのアンダーキルトを使って、ハンモック泊を5、6泊しました。
背中のぽかぽか包まれる温かさは、マット+シュラフの組み合わせよりもありましたね。
二つのモデルがありダウン量が違います。
快適使用温度が-2℃で総重量550g、ダウン量が300gのモデルと
快適使用温度が-12℃で総重量800g、ダウン量が550gのモデルです。
僕個人の体感としては、関東周辺のキャンプ場メインで使う場合は-2℃モデルが汎用性が高くて使いやすいと思います。
寒ければウェアやブランケット、シュラフなどいろいろ持っていけますしね。
寒い地方で使う場合や、寒波が来ようがハンモック泊する方、もしくは冬山登山で使用される場合は、最大の保温力のある-12℃モデルが視野に入ってくるのではないでしょうか。
付属の自在金具が付いたショックコードを使えば、アンダーキルトの調整が簡単に行えます。
ハンモックの中にいながらでも、自在金具を緩めたりきつくすることでハンモックとアンダーキルトの隙間を調整する事が出来ます。
マットと組み合わせることで、このようにキルト型シュラフのように使用できますよ。
冬のハンモック泊は、正しいギアを選ぶことによって、快適に夜を過ごす事ができるでしょう。
サーモタープ&アンダーキルトGLOWの組み合わせは、冬のハンモック泊のスタメンとしてまだまだ活躍してくれそうです。
ブッシュメン紹介シリーズも今回で第三弾となりました。このブログを見る方の大半はハンモックしない方が多いというのに…ハンモックにはまってしまった故に、他よりも熱く紹介しています(笑)
そして次回はハンモック×冬山登山編!ついにキャンプ場から抜け出し、エルクが得意とする登山とハンモックの可能性について、実際にフィールドに出てレポートしたいと思います。
お楽しみに!