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381 移住者が活躍する島

2020.11.29 22:35

11月27日、28日、移住者が活躍する『長崎県五島(ごとう)市』を取材しました。


島名は福江島。


日本の離島の中でも都市インフラが整う「大離島」に位置づけられ、離島観光でも人気が沸騰中。立派な空港もあり、近い将来、外国の方が多く来島することになりそう。


長崎県の魅力の一つは多くの離島。大離島から小離島(二次離島)への周遊も魅力です。福江島といえば、そうそう、女優川口春奈さんのご生誕地でもあります。


私が五島市を訪ねるのは家族旅行や取材を含め、10数回。今回は2日間の食べ歩き取材で、素敵な移住者に会いました。


飲食店「さんさん」を始めた福岡出身の女性や、妻の実家「竹乃家旅館」を継いだ福井出身の男性とお話できました。ともに、かつて捕鯨で賑わった漁村の荒川地区に居着いた。「竹乃家旅館」では週末カレーが人気とか。今回は奥様に第一子が生まれ、お休みでした。おめでたい。自著「山口県カレー豆本」をプレゼントしました。


私の経験上、「移住者ばかりを優遇して」「都会暮らしで心疲れた人が来る」という冷めた声が島にあるかもしれない。


でも、でもですよ、島を出たわが子がUターンをできない状況下で、他人様のお子様たちである移住者の皆様が新たな〝地域ビジネス〟を生みだしている。しかも、移住者は地域経済を潤す消費者でもあります。


近年の移住では初老、老後世代だけでなく、子育て中の若い世代の移住が確実に増えている。自分の感性や自然環境を大切にする素敵な皆様です。


歴史を紐解くと、

福江島・三井楽(みいらく)の地は、遣唐使が唐を目指して出港した国内最後の寄港地。


今の世も、地域社会にとって、生業(なりわい)を新たに創り出す人々は貴重な存在。それは本土の都市も離島も同じです。今後未来、そういった起業家を粘り強くフルサポートできる地方自治体は生き残ると確信しました。


※今回の泊まりは長崎市立横尾中野球部恩師宅。もちろん、昔話で飲みまくり。教え子の皆様、夜中に電話してすいません

「さんさん」の魚フライ定食。お魚はシイラでした

11月1日にリニューアルオープンした「さんさん」=荒川漁港

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週末カレーが人気の「竹乃家旅館」

川口春奈さんがInstagramで紹介してくれた荒川漁港の岸壁