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【楽曲提供】あヴぁんだんど「ヴぁんでぃっつ!!!/オンナノコヤマイ」

2016.08.29 14:52

ついに発表されました、あヴぁんだんど両A面シングルリード曲「ヴぁんでぃっつ!!!」のMVです。

つるうちはなは作詞・作曲・編曲・その他もろもろで関わりました。

非常に思い入れの強い作品なので、今日はHPリニューアル以来の長いブログを書こうと思います。

あヴぁんだんど「ヴぁんでぃっつ!!!」


あヴぁんだんどは「見捨てられたアイドル」をキャッチコピーにしています。そのへんの詳しい経緯はこちらをご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/あヴぁんだんど


まあとにかく、どうしても地でパンクな人たちです。あヴぁんだんど創始者である柴崎さんと佐々木くん(「あいゆうえにい」編曲者)も完全にイカれてますし、大好きです。脱退した星なゆたも、東雲好ちゃんも、みんな大好きだったので、私は正直今回の依頼を受けた時に、かつてないほどプレッシャーを感じていました。


新しいあヴぁがイイのは、新体制お披露目のときからもう、すぐに理解できて、こたおちゃんの存在がこのグループを新しい境地に導くんだろう、と思っていました。こたおちゃんは神様からたくさんのプレゼントをもらっている子で、圧倒的にかわいく、美しく、でも明らかにへんな奴で、根暗で、明るくて、歌が抜群にうまい(ちなみに絵もクソ上手い)、こんな子がすんなり馴染むのはあヴぁんだんどしかいない、必然的な出会いだなって思いました。


でも、そんな中、こんなフッツーの私が、明らかに天才の柴崎さんや佐々木くんの不在を埋めるだけの働きができるのだろうか、というのは、もうほんとに、昨日今日とライブやツイッターでヴぁオタのお客様のアツイ反応をこの目で見るそのときまで、不安で不安で仕方なかったです。


でも、結果的に、めっちゃ愛情爆裂な最高の現場になりました。

感謝しかありません。


今回の音源に関わってくれた人たちは以下の通りです。


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「ヴぁんでぃっつ!!!」

ギター→岡野貴昭

ベース→鶴内chop正剛(the electers)

ドラムス→鶴内鉄(the electers)

その他演奏→つるうちはな


「オンナノコヤマイ」

ギター・ベース→西村晋弥(シュノーケル)

ドラムス→鶴内鉄(the electers)

その他演奏→つるうちはな


ミックス・マスタリング タカユキカトー

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半分はガチ家族、他の人も長く濃い付き合いのほぼ家族みたいな人たちです。

みんなこの曲たちを心底愛してくれて、全員一発オッケーでREC終了でした。


素晴らしすぎるMV(これに関して語るとまたもう1時間以上かかります、アイドル史上に残る傑作だと思ってます)は、私と切っても切れない、この人たちも家族みたいな「あいゆうえにい」監督の森岡千織さんと「あいゆうえにい」ジャケットイラストの吉川英里さんです。

つるうちはな「あいゆうえにい」


新生あヴぁんだんどの一曲目を任されると決まったとき、その話を真っ先にしたのが森岡さんです。なぜなら森岡さんはずーーーっと「あヴぁんだんど撮りたい〜〜!!!撮らせろ〜〜〜!!!!」と言ってたから!これはもうこのタイミングしか無いだろうと思いバババと話を進め、ぶじこのチームで作ることができました。(ちなみにMVの衣装はデザイナーである私の母「HANNAH(シスター社)」さん担当です。なんという家族総動員!!笑)


「ヴぁんでぃっつ!!!」はタイトルから先に思いつきました。新曲を書こうと思ったとき、もうこのタイトルがすぐに思いつき、これしかないと思ってました。「vandits」は山賊とかいろんな意味がありますが笑、今回は「無法者」の意味で使っています。


実際の彼女たちは本当に真面目で、責任感が強く、だからこそ苦しんでいることもあるはずのに、そんな弱いところは人には見せないっていう、ものすごい誇りと気高さを持った女の子たちに見えました。そんな彼女たちが、大きな声で、可憐に、ちょっぴり野蛮に歌うことで、弱い自分も暴れる自分も肯定できて、自分は自分でいいのだと思えて、そしてそんなありのまんまの自分たちを応援してくれるファンの方に捧げる、「見捨てられた無法者、私。そしてあなたに、送る賛歌。」を作ろうと思いました。


あヴぁを取り巻く環境はしばらくの間かなり不安定で、本人たちも運営も全てが不安定で、最初は本当にどうなることかって一緒にハラハラしてたんですが、この曲ができた時に、「絶対イケる!!!」と思ったんです。私は年間相当な数の曲を書いていますが、こんなにも「想いに引き寄せられて降りてきたメロディ」を書けたのは正直久々でした。これが降りてきてくれたということは、それだけ今のあヴぁんだんどに力があるってことなんだ、だから絶対大丈夫だって言い聞かせながら作業を進めていきました。


アイドルのレコーディングは、みんな多忙なスケジュールを塗って行われるため、だいたいみんなバラバラに録音します。でも今回はあえて無理を言って、三人まとめて一緒に録音させてもらいました。他の子が歌ってるのを聴いて、感じて、バンドみたいに、「私たちは三人で一個の生き物なんだ」って感じてほしかったのです。それに三人は本当に素直に元気に全力で応えてくれて、もうとにかく常にお互いをリスペクトしていることも伝わってきたし、本当に和やかで、でもみんなものすごい集中力で、めっちゃいい歌を歌ってくれました。この曲は、あヴぁんだんどのどのメンバーがどこを歌うかを考えて書いた歌詞だったので、そのメンバーがイメージ以上の歌を歌ってきてくれたときの感動は、本当に忘れられないです。


両A面のもうひとつの曲「オンナノコヤマイ」これは、なっちゃんがメインを張れる曲が欲しい!と思ってできた曲です。なっちゃんはいつも本当に信じられないくらい可愛い笑顔でニコニコしていて、ど天然で、絵に描いたように理想的な「かわいくてへんてこな普通の女の子」なんだけど、自撮りはなぜかいっつも真顔だしw、話すと「あ、この子はばかじゃない、すごくたくさん一人で色々考えてる」ってわかるし、でもやっぱりばかなとこはばかだし笑、たまにいきなりブチキレるし、ある意味一番ミステリアスな存在だなって思うんですよ。で、なっちゃんってほんと声がよくて。うまくはないけど、なんともいえない「女の子の声」なんですよね。彼女の中にもきっと闇があって、それを彼女自身の表現のように、あっけらかんとサラッと出して、女の子ならみんな持ってる悩みを、優しくていつも人のことをいっぱい考えてるなっちゃんが一緒に解決してくれる、そんなイメージで仕上げました。最初のなっちゃんソロの不安定さがたまらなく好きで、今日はどんなかんじなんだろう?ってライブのたびにワクワクするんですよ。笑 そのへんは完全にファン目線ですね!


そして、私があヴぁんだんどを推すきっかけになった、べにちゃん。いつかべにちゃんの曲書かせてほしいんだけど、あの人はあまりに孤高であまりにキレすぎていて、私は正直、彼女のほうが先輩に思えることが何度もあったんです。心から尊敬しているし、何かあったら絶対手を差し伸べたいし、でもそんなの関係なく誰がなんと言おうとべにちゃんはべにちゃんの王道を突き進んでいくんだろうと思います。今のあヴぁんだんどの概念の土台を支える存在がべにちゃんで、あの人がいわゆる「バンマス」だと思います。でも、なんつーか、私も常になんかしらの中心人物になりがちな人生で、自分自身は自分のことほんとに大したことねえと思ってるのになぜかそうなっちゃうという人間で、だからここだけの話、あんな神がかって可愛い(これは本当に、べにちゃんがリスペクトしている篠原ともえさんと張るくらい可愛いと思います)女の子捕まえてフザけんなと思われそうですが、あヴぁんだんどで一番私と性格が似てると思うのがべにちゃんです。公の場での過激な発言も、おそらくサービス精神が根本にあるんです。私はいつもそうです。人を退屈させたくないし、人に誠実にありたいし、嘘がつけないし、たまに暴走するし、そしてそんな自分の行動により、あとあと一人で勝手に落ち込んだり傷ついたりしてます。笑 私は彼女のそういう不器用さもすっげーーー愛してるんで、絶対支持なんです。早く大人になってお酒飲めるようになればいいのにな〜飲みに行きたいな〜。笑


ああ、だめだ。あヴぁんだんどについて書くと、もうキリがないよ。これ、どっかでトークライブとかやったほうがいいんじゃないかな。笑 どうだろ、面白いんじゃないかな。クロスアイデアさんに相談しよう!!笑


あーーーー長くなったな、びっくり。こんなに好きなグループに出会えて、仕事できて、最高だな。あヴぁんだんどの未来に幸あれ。私がまた関われることがあるかはわからないけど、そんなこたどっちでもいいから、売れろ!!!!売れちまえ!!!!心から願ってます。「見捨てられたけど、私たち最高に幸せですよ!」って心底思えるときまで、そしてその力でたくさんの人を幸せにできるところまで、走り続けてほしいです。愛しています。