寺山修司の短歌 26 新しき
2020.12.01 01:37
新しき仏壇買いに行きしまま 行方不明のおとうとと鳥
前回ご紹介した短歌25と併せて詠めば、
「飼ってた鳥が死んだので、間引かれて死んだ弟は鳥と共に新しい仏壇を買いに出たが、(二人とも亡者であるが故に)行方不明になってしまった」というユーモラスな作品。
銭湯に行ったまま、もう何年も帰って来ない父親はまた別次元の話である。
by 寺山修司(てらやま しゅうじ)
青森県出身の歌人、劇作家
演劇実験室「天井桟敷」主宰
言葉の錬金術師、昭和の啄木などの異名を持つ