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Masae à Nantes ~まさえのフランス🇫🇷ナント便り~

フランスの義母の丁寧な暮らし

2020.12.03 22:01


前回のブログで、ヨーグルトを手作りしている話をしましたので、そのヨーグルトについてです。


ヨーグルトを作る時は、一定温度に設定できる保温器を利用しています。


元々義理の母のおさがりです。

でなきゃ、わざわざ器具を買ってまでは作りません。(^^)


でも、その昔、カスピ海ヨーグルトを作ってました。


保温器の利点は、時短で出来上がることです。夜10時過ぎに設定し翌朝には完了してます。


自家製のヨーグルトを作りはじめ、知り得た事ががあります。 


フランスでは、ヨーグルトの種菌を薬局で購入します。


日本のように食品売り場ではありません。


お国が変わると、勝手が色々と違うものです。


義母は必ず生乳を使用してました。


生乳は、ナントの大型スーパーでは売ってますが、パリのスーパーには、需要がなく置いてません。


勿論、チーズ屋さんなどには置いてありますが…。


ナントへ引越して直ぐの頃、物珍しさから生乳( 低温殺菌されていない)を使用し、ヨーグルトを作ってました。


ただ、いつしか面倒臭くなり断念。


それが最近になり、再びケーキが食べたくなりで、生乳でヨーグルト作りをはじめました。


何故ヨーグルトとケーキ?と思われるかもしれませんが、それは以下の通りです。


生乳を低温殺菌し、その牛乳を冷まします。冷ました際に出来る乳脂肪の皮膜を回収。


一定量(150g以上)に達すると、バターの代用品となり、それでパウンドケーキをつくります。


義母のレシピなのですが、とても美味しく、しっとりとした触感、やみつきになります。


食べ物を決して無駄にせず、リサイクルして生かす。


義母は既に他界しておりますが、彼女が残してくれた生活の知恵や教えは、今でも私達の生活の中で色褪せることなく生きています。


朝起きたら、このように出来上がってます。1個ずつ蓋をして冷蔵庫で保存します。






日曜日のお昼の猫。

食事待ちの様子です。