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さいたま自死遺族の集い*星のしずく

夢の生まれるところ

2020.12.02 16:15

ある晴れた日のこと。


私は何をしでかしたのか… 何者かに追われていました。

幼い日の娘を抱いて追っ手から逃げるも、どこかの住宅街の屋根の上に追い込まれ……


……と……、

バランスを崩し、娘を高い場所から落としてしまい……、とっさに助けようとして、少しでも落ちたときの衝撃が弱くなるよう、隣の屋根(一階)の上に落ちるように、アクション映画さながらに、足で回し蹴りをしました。←え(;'∀')



…………上手くいったようです!


娘は隣の屋根の上に落ちました!


次の瞬間、娘と若かりし頃の主人が、仲良く手を繋いで歩道を笑顔いっぱいに歩いていました。


私に向かい手を振っている………!



 良かった。

 生きている。



随分と若返っているけれど、間違いなく主人と次女です。



 ほらね。

 生きている。

 めっちゃ笑ってる!



そこで目が覚めました。


酷な夢オチってやつですよね。



けれど、この幸福感はなんなのでしょうか。


私は早朝4時の布団の中で、本当に幸せでした。

そして隣で寝ている主人に、興奮しながら話して聞かせました。

次女が元気に笑っていること、かなり若い主人と(笑)手を繋いで歩いていること。



主人の寝息が止みました。



同時に、私は現実を思い出しました。


ああ、あの子は自死で亡くなったのだった… と。





夢はどこから来るのか、夢の生まれるところについて、暫し考えていた朝でした。



助けたかった


これに尽きる願いが、事後から数年経って、こんなふうに夢に現れてくることもあるんですね。


これが事後間もない頃だったら、私は目覚めた途端に、気が狂いそうな失意に突き落とされていたでしょう。


あれから3年11ヵ月経とうとしているこの日の朝は、元気な亡き娘を(夢で)見れて、その後目が覚めても幸福感と興奮は続いていたのです。

願望とは違う現実を思い出しても、なぜなのかそこまで気落ちすることはなく、夢の余韻に浸っていました。


📷夢から数日後、少しずつ始めた年末掃除中に見つけた、相当昔の古いデジカメ。

その中に収録されていた亡き娘の幼い頃の写真や動画。


大好きなぬいぐるみ『モノクロブー(白豚姫)』の、ポピーとお昼寝中の娘。



📷窓際で読書。

やはりティファニーブルー系の洋服が多いなぁ。。


私に会いに、分かりやすく久々に家に寄ってくれたかのようで、悲しみを伴いながらも、とても嬉しく感じた小さな出来事でした。

星のしずく*管理人



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