ルイボス、インスリンの分泌促進も!読んで損はないはず!
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ルイボスって?
【学 名】 Aspalathus linearis
【分 類】 マメ亜科・アスパルトゥス属
【種 類】 落葉低木
【原産地】 南アフリカ
【薬用部位】 葉
【利用】 ハーブティー
古くから
南アフリカの先住民が日常的な飲み物として飲んでいたルイボスティーを、18世紀後半にスウェーデンの植物学者が世界に紹介したことから、ルイボスは世界で注目されるハーブとなりました。
1930年頃には、現地の開業医・ノーティエ博士がルイボスの原種に改良を加え、人工栽培による農産物化に成功し、現在では南アフリカ共和国の一大産業として、大規模な栽培が行われています。
有名な効果には
◎糖尿病を予防する効果
◎美肌効果
◎アトピー性皮膚炎を改善する効果
◎動脈硬化を予防する効果
◎生活習慣病の予防・改善効果
等があるとされています。
中央研究院(台湾)のLung-Ta Lee等はルイボスに含まれる2種類のフラボノイド(ケルセチンとルテオリン)が細胞レベルで癌の進行を防ぐことを報告しています。
(Lung-Ta Lee et.al. Anticancer Res
. May-Jun 2002;22(3):1615-27)
美容には?
糖尿病予防効果は、糖の代謝促進⇒ダイエットに寄与すると考えられます。
動脈硬化の防止は血流をよくし、内臓の基礎代謝向上に寄与します。
東京農工大学(日本)の Atushi Kawano等は培養した膵臓β細胞と糖尿病モデルマウスを用いてルイボスに含まれるアスパラチンの効果の影響を調べました。
その結果、アスパラチンはマウスの血糖値上昇を抑制し、膵β細胞からのインスリン分泌を促進したことを報告しています。
(Atushi Kawano et.al. Phytomedicine (16) 5, May 2009, 437-443)