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andantino the media

“活版印刷に恋する視点”

2020.12.03 05:13
12月1日に『紙と印刷とラジオ』ゲスト出演にて活版愛を語らせていただいた。ちゃんと話せている気がしなかったけれど、改めて聴いてみてどうにかまとまっているのは、さすがパーソナリティの西谷 浩太郎さんと、有薗 悦克さんの力かなと。しかし、全然話し足りないですけどね(笑)。


収録後のアフタートークだったかな、印刷業界の中でも数周回遅れの活版印刷が元気を取り戻している様は、勇気をもらえると言われたのはとても嬉しかったな。

私は印刷会社の娘でもなく、印刷会社に勤めた経験もないからその業界の苦労も知らなかった。でもそんな私が多分色眼鏡なしに、そのままの活版印刷を見て、ある意味とても無責任に、単純に、これはもっと評価されるべきものなんじゃないか、応援したいと強く思ったのは覚えてる。そしてそれは今でも変わらない。


ちなみに、私が生まれて初めて手にした活版印刷の名刺はかすれても凹んでもいなかった。でも自分の名前が黒くキリッと白い紙の上に佇む姿を見て、自分の背筋も伸びた気がするような、堂々とした気分になったのは覚えている。


冷静に考えても、職人に限らずものづくりに関わる人は、より良いものを作り上げるために心を砕く。それを教えてくれたのが、私にとってはたまたま活版印刷だったのかな。


うーん、やっぱり活版のことになるとどうも暑苦しい(苦笑)。


こちらからアーカイブで聴くことができますので、聴き逃して興味のある方はどうぞ。

https://sanko1.co.jp/cat-blog/2400