#東電 X 米企業 - #風力発電ドローン 契約発表
「環境ビジネスオンライン」様より
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東電グループ、風力発電ドローン点検で独占アライアンス 米企業と
2020年12月03日掲載
東京電力ベンチャーズ(東京都千代田区)は12月1日、SkySpecs(スカイスペックス/アメリカミシガン州)と、風力発電設備のドローン点検におけるアライアンスの締結を発表した。スカイスペックが日本国内でのアライアンスの締結を行うのは今回が初めて。
同社は、今回のアライアンス締結によって、安定的に自律飛行するドローン制御、保守点検の効率化、点検品質の向上、高精度画像解析データの一元管理など、運用保守面の課題解決とともに、国内風力発電市場の活性化を目指していくかまえだ。
19年秋に実証、点検時間を4分の1に
スカイスペックスは風力発電設備のオペレーションやメンテナンスに関するソリューションを提供するグローバル企業で、世界26ケ国、約56,000基(洋上風力発電含む複数メーカー・型式)の点検実績を持つ。
スカイスペックスの設備管理用ソフトウェア「Horizon(ホライゾン)」は、これまでの点検実績に基づく風車ブレード画像を機械学習に利用。画像解析では損傷箇所・損傷程度を精密かつ正確に判定できるという。
また、点検データ保存、損傷分析、補修作業管理といった点検後の一連業務のプラットフォームとしても活用でき、経年追跡や風車ブレードごとのデータ比較もできるのが特長だ。
両社は2019年秋、国内風力発電会社の約40基ですでに点検を実施し、点検時間を従来の双眼鏡による目視点検と比較し、約4分の1(約15分)に抑えることができたという。
現在、日本国内の風力発電基数は2,500基ほどだが、今後国内では、洋上風力を中心に、風力発電の導入が飛躍的に拡大することが期待される。
一方で風車ブレードの運用保守においては、点検時間の短縮だけでなく、点検基準の厳格化の動き、点検精度のバラつきなど多くの課題が浮き彫りになっているという。
スカイスペックスのCEOダニー・エリス氏は、「2050年までには、世界の洋上風力発電容量の6割がアジアに所在すると予測されている。
その中でも日本は最大の未開拓地と捉えており、このアライアンス締結は絶好のタイミングだ。末長い関係性を期待している」とコメントしている。
また、東京電力ベンチャーズは、「世界最多クラスの実績に基づくスカイスペックスのソリューションを、国内の多くの風力発電事業者にも体験してもらうことで、洋上風力を含む国内風力発電の収益性向上を支援し、再生可能エネルギーの拡大へ貢献していく」と述べた。