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スワイショウという運動

2020.12.04 23:03

をご存知でしょうか?  


私も濱井先生に教えてもらって知ったのですが、中国で古くから伝わってきた腕を振る運動で、太極拳などにも取り入れられているようです。その原点は、インドから中国に渡った仏教僧の達磨がもたらした「達磨易筋経」にあるとのことです。  


腕を振るだけの運動ですが、意外に面白いなぁと改めて思いました。 様々な解説があると思いますので、あくまでも私の主観で感じるものです。正解とか不正解はないのでご了承ください。  

まず体を捻るということは、手の力が抜けないと体を捻ることはできません。というより効率よく手を振ることができません。

手に力が入った状態で体を捻ると背骨の回転運動が抑制され、体幹を使うことは難しくなります。 もちろん、手に力を入れたままでもできなくはないですが、どのようにしても体全体の体重移動が大きくなります。


右に回旋すると右足先で踏ん張りが強くなり捻れる感覚が足の裏に起こります。手の力を抜くと、足には力がかからず、背骨の中心が回転するのがよくわかるようになります。 できるだけ手の力を抜いて行うのがコツだと思うのですが、この手の力の抜き方も色々バリエーションがありそうです。 


この運動をはじめて知った時、でんでん太鼓を思い出しました。実はこの原理を高校の時にも考えていました。

それは、空手の蹴りの稽古をしていた時に手の振り方と足の出し方がでんでん太鼓のような動きをすると力を入れずに蹴ることができることを発見した時に思いつきました。その頃から体幹で動くというのを意識していました。


ご存知だと思いますが、でんでん太鼓の中心は人間で言うところの脊椎です。脊椎を回旋させることで、手先を振ることができます。 中心を動かすことでその先を振るわけですから、手先には力が入りません。

手先が主導の振り方と脊椎が主導の振り方があるという事です。 脊椎が主導の振り方の場合は、 足の裏にほとんどの力はかかりません。手先が主導の振り方だと、どうしても足の裏に体重がかかって大きな体重移動を必要とします。どちらが良いかというのは、この運動で何を主体にしたいかということによって決まってくると思います。