ER スコルポノック レビュー 2020.12.15 02:42 今回のレビューは、トランスフォーマー アースライズ より、“ER-10 スコルポノック” です。 “トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ” に登場したデストロンの “恐怖大帝 メガザラック” こと、“スコルポノック” が、2020年のタイタンクラスアイテムとしてアースライズで発売されました。 トランスフォーマーのアニメは、第1作からザ・ムービーを挟んで2010まではアメリカ製作のものを日本版として一部キャラの名称や設定、放送順などが変更されて放送されたのですが、内容としてはおおむね同じものでした。 しかしその続編となるTVシリーズ第3作は、日本では “ザ☆ヘッドマスターズ” 、アメリカ(海外)では “ザ・リバース” としてそれぞれ独自に制作され、登場するキャラクターこそ一緒(名称はまた一部違いましたが)だったものの、物語としてはまったく違うものになっていたそうです。 で、日本で日本製作のヘッドマスターズを観ていた者としては、今回のお方はやはりメガザラックと呼びたくなるわけですが・・ まぁ世界統一基準ということで、呼称は基本的にスコルポノックでいきたいと思います。 さてそんなスコルポノック、タイタンズリターン(日本ではレジェンズ)から続いていたヘッドマスターリメイクの、一応のトリということになるのでしょうか。 ライバルであるフォートレスマキシマスの発売から実に4年以上が経過してしまいましたが、あちらがメトロフレックスのリデコだったのに対し、こちらは完全新規ですから、待たされた甲斐もあろうというものです。 というか僕、レジェンズ版フォートレス買わなかったんですよね。 買おうと思えば変えたのに、買わなかったんです。 メトロフレックスもジェネレーションズ版(TG版・・名称はメトロプレックスだったか)は買わなかったので、あの当時はでかい基地系トランスフォーマーはいいや。どうせライバル出ないし・・とか思ってたんですよ。 まさかその後にダイナザウラー、そして今になってスコルポノックまで発売されるなんて思いもしなかった。 それで、結局あとからモール限定のLG-EXでメトロフレックスとグランドマキシマスを買うという・・ メトロなんか、TG版なら定価18000円で一般販売だから3割引きくらいで買えただろうに。 いずれジェネレーションセレクトで、今回のスコルポノックのリカラーでブラックザラックが出るのだろうとは思いますが、さすがにタイタンクラスの同型2体はキツいので、あるとしてもスルーだなぁ。 ブラックロリッチ同梱の可能性もあるけど・・ でも、フォートレスは持ってなくてグランドマキシマスを持っている身としては、今回をスルーしてそっちを待つべきだったのかもしれない。 では、レビューしていきます。 なお、タイタンクラスアイテムということで、状況によってはいつもの撮影ブースでは収まりきらないこともあったため、屋外でも撮影をしています。 ブース内と屋外、それぞれで撮影した画像が入り交じっているのでご了承ください。 アニメおよびオリジナルトイにおいて、ライバルであるフォートレスマキシマスはヘッドマスター(ヘッドマスターズではセレブロス、リバースではスパイク)が標準サイズのトランステクターにヘッドオン(同じくフォートレス、セレブロス)し、そこからさらに超大型トランステクターにヘッドオン(名称は共通でフォートレスマキシマス)・・つまるところ小ロボから中ロボ、そして大ロボへと3段階に変形合体するキャラクターでしたが、スコルポノックはヘッドマスターの本体が直接大型トランステクターにヘッドオンするのみでした。 アニメではヘッドマスターの状態で一般的なトランスフォーマーとほぼ同サイズに描かれていましたが、トイでは普通のヘッドマスターサイズで、ヘッドオン後にヘルメットを被ることで大型のトランステクターとのバランスをとるという、タイタンズリターンおよびレジェンズにおけるリーダークラスヘッドマスターと同じような仕様になっていました。 それでもフォートレスマキシマスとは歴然としたサイズ差があり、ライバル間格差がすごいことになっていた(まぁ、昔のトランスフォーマーではよくあること)のですが、今回のリメイクにあたり、スコルポノックもライバル同様の3段階変形合体能力を獲得しました。小ロボ(ヘッドマスター) ヘッドマスターズではこの形態をスコルポノックと呼び、リバースではネビュロン人のロード・ザラクいう名前でした。ロボットモード というわけで、小ロボにあたるヘッドマスターの仕様はこれまでのリメイクヘッドマスターと共通。 造形やカラーはオリジナルほぼそのままという感じです。 フェイスは、オリジナルではバイザータイプではなかったかな? 背面に逆向きに顔が貼り付いてるのも、もちろん同じ。ヘッドモード ヘッドマスターズにおけるスコルポノックの顔そのもの。 なかなか凜々しくも酷薄そうな顔立ちがばっちり再現されています。中ロボロボットモード 中ロボとしましたが、これがアニメ版における基本形態という認識でよいと思います。 だとしたら、この形態こそヘッドマスターズにおけるスコルポノック、リバースにおけるロード・ザラクとすべきなのか・・ メガザラックという名称がそのロード・ザラクから来ているのだとしたら、日本とアメリカで呼称が逆転しているような感じですね。面白い。 アニメデザインをベースに、ヘッドモードへの変形の関係で装甲が追加されたような外見になっています。 肩のシールド(?)先端のパーツは変形都合もあって可動し、オリジナルの設定にもある腕部のビーム砲のようなディティールもあります。 どうせならエフェクト取り付け用の3㎜軸もあればよかったのに・・ 背部にはヘッドモードで側頭部に生えている角(アンテナ)を向きを変えてマウント。 この状態がデフォルトになるのですが、取り付け用のダボ含めて全塗装されている角パーツは外れやすく、腕部の可動にも干渉するためけっこう邪魔。ヘッドモード 先にも言ったように、オリジナルトイではヘルメットを被ることでヘッドモードが完成しましたが、今回は中ロボ形態が追加されたことで角パーツの付け換えを除き、単体での完全変形が可能になっています。 メトロやマキシマスのようなライト & サウンドギミックは搭載されていません。 後頭部もすっきりと綺麗にまとまっています。 ゴーグル状態がデフォルトになっていますが、実はツインアイもちゃんと造形されており、 ビス留めされているゴーグルパーツを外すことで素顔を拝むこともできます。 ゴーグルパーツは額のパーツ裏面のスリットに差し込むかたちになっているので、べつにビス留めしなくてもそう簡単にはポロリすることはありません。 普通に取り外せる仕様にすればよかったと思うんですが。 というか、これだけ余裕があればメトロやUW デバスターみたく切り換えギミックも仕込めたような・・ というわけで、ゴーグルを外したお顔がこちら。 なかなかイケメン。 目にも細かいもディティールが施され、塗装もされています。大ロボ(スコルポノック)ロボットモード 日本名はメガザラック。 タイタンクラスに昇格し、晴れてライバルとガチンコ勝負ができるサイズに。 オリジナルデザインにかなり忠実なまま脚が長くなり、スタイルがよくなった印象。 一方で特徴的な腕部はしっかり存在感のあるサイズになっており、結果上半身のボリュームによるマッチョ感がすごいです。 スケールに見合った細かいディティールがびっしり入っており、塗装も丁寧。 オメガスプリームもそうでしたが、シールも付属しません。 ただ、肘関節はこのサイズにしてはちょっと小さい気がします。 曲げ、回転ともにそこそこキツめの調整になっているので、根元を持ってゆっくり動かさないと折れてしまうんじゃないかと、正直ビクビクです。 実際はそこまで心配する必要はないのかもしれませんが、慎重になるに越したことはないですからね。 前腕と拳にあたる部分は一体化した大型のクローになっていますが、まず手首部分が可動。 さらにクローも当然ですが開閉ができます。 外側の二股に分かれた先端はそれぞれ独立して可動します。 足首も内側へのスイングが可能ですが、スイング幅それほどでもありません。 まぁ、いくら接地性をよくしたところであまり大股開きにしても自重を支えられないでしょうから、その予防線ということかもしれません。 ビークルモードの尻尾(どういうこと?)を背負った背面。 基本はザラックシールドのメインパーツで蓋をする仕様ですが、外すと尻尾はそれなりに肉抜きされています。 でも、細かく格子状に区切られており、内側にもしっかりディティールが解かされているのでそれほど気になりません。 全体に非常にすっきりと、綺麗にまとまった後ろ姿だと思います。 ただこの尻尾パーツ、折りたたんでいる基部パーツ含めて背部とのジョイントが少し外れやすいので注意です。 ヘッドオン基部はこのように、 中央の窪み(ヘッドモードの小ロボが収まる部分)にはまるで操縦席のようなディティールがありますが、ヘッドマスターがぴったり着座できるというわけではありません。 なお、ヘッドオンはフォートレスおよびグランドマキシマス同様、ヘッドマスターなしでも可能ですが、カッチリ感は多少損なわれます。 しかし、そもそもこのスコルポノック、ヘッドマスターを付けた状態でもあまりかっちりとヘッドオンできません。 個体差なのかなぁ? ヘッドオン基部は可動し、気持ち程度ですが頭部を上下に動かすことができます。 また、スコルポノックといえばまさに今のご時勢にぴったりのフェイスシールドのイメージもありますが、今回それは再現されていません。 しかし、それに相当する襟パーツ(取り外し可能)があるので、基部を180度回転させてその襟パーツを前に向け、頭部も前後逆にヘッドオンさせればそれっぽい雰囲気にはできます。 ただし、襟パーツはボディと同じ紫色で成型されており、頭部もジョイントの軸が中央からズレるため、頭部の位置が随分後ろになってしまいますが。 それと、このヘッドオン基部の回転(頭部の回転)がまた異様に固いです。 先にも言ったように、あまりカッチリとヘッドオンできないこと、襟パーツもけっこう簡単に外れることも相まって動かしにくいことといったらない。 ヘッドオンした頭部をがっちり押さえこむようにしてゆっくり回すしかありません。 これも個体差なのかなぁ・・付属武装光子キャノン砲 両肩に装備する2連装のキャノン砲。 オリジナルでは脛にも同じような連装キャノンを装備していましたが、今回はオミット。 5㎜軸接続で方以外にもいろいろな場所に取り付けられますが、1パーツ成型で砲身の可動などはできません。 砲口は5㎜穴になっており、そこに取り付けられるエフェクトパーツも付属。 ジェットファイヤーにも付属した(成型色も同じ)3連結タイプのエフェクトですが、付属するのはなぜか1つだけ。ザラックシールド フォートレスマキシマスのマスターソードに対抗できる大型のシールド。 背部にマウントしたメインパーツに左右の脛外側に付けていたパーツを連結さることで完成します。 裏面の複数の5㎜穴を使って前腕にマウント。 先端のクローは開閉します。 なお、専用の射撃部機である反重力砲は今回付属せず。 そういえば、フォートレスやグランドでも銃は付属しませんでしたねぇ・・ビークルモード サソリ型宇宙戦艦にトランスフォーム。 あくまでサソリ型の戦艦なので、ビーストモードではありません。 変形はかなり大味ですが、ロボットモードの背中からサソリの脚が展開するところなど、人によっては卒倒しそうな感じはします。 尻尾は折りたたんだ膝にジョイントで固定するのですが、ここもまたわりと外れやすいです。 頭部はオリジナルとは違い、ロボットモードのフェイス部は下を向く格好になります。 そして側面には目に見えるディティールが追加。 胸部ハッチを開くとヘッドマスター用の搭乗席がありますが、このハッチを開くためには脚部も側面のロックを外した上で少し開く必要があります。 なんでこんな面倒な仕様になっているのか・・ 左右4本ずつある脚部は、根元から第1関節までは2本一体成型ですが、そこから先は1本ずつバラバラに動かすことができ、なかなか気持ち悪い表現も可能です。 尻尾も3箇所で可動。 先端には3㎜軸があり、バトルマスターなどに付属のエフェクトパーツを取り付けられます。基地モード ディセプティコンシティ(?)にトランスフォーム。 見ためはかなりオリジナルデザインに近いですが、オリジナルトイに付属したクレーンなどは付属せず、中央スロープのビークル発進ギミックなども当然のように再現されていません。 メトロフレックスやダイナザウラー、マキシマスなど同クラスのアイテムではいくつか見られたハッチ開閉、収納ギミックなどもほとんどなし。 唯一、中央部のハッチが開閉可能ですが、 そこは頭部の収納スペースということになっています。 この収納についても、とくに固定用のジョイントなどはなく、本当にただしまうだけ。 左右のスロープにはほかの基地系アイテム・・モジュレーターやバトルマスタ-、所属を超えればオメガスプリームやスカイリンクスとも連結可能なジョイントがあります。比較画像 本来ならライバルのフォートレスマキシマスと並べたかったのですが。最初にも言ったように持っていないので、同型のグランドマキシマスと、各モードで。 まずヘッドマスター、ロボット、ヘッドの両モードで。 仕様は共通。 ヘッドモードだと、スコルポノックの方が細面なぶん、若干小顔に見えますね。 中ロボで。 このサイズ差はおおよそ設定通りなんだと思います。 ただ、プロポーションや可動など、さすが後発なだけあって単体としての出来はスコルポノックのほうがいいです。 ヘッドモードでも。 こちらもマキシマスのほうが少し大型ですね。 というか、マキシマスは箱感強め。 まぁ、ライト & サウンドギミックおよび電池ボックスを内蔵する都合もあったので、ロボットモードのプロポーションも含めて仕方のない部分はあったのかも。 それよりも今回進化した・・というか、丁寧になったなと思ったのが、頭頂部および後頭部の処理。 マキシマスでは中ロボの腕部や股関節などが丸見えだったのに対し、今回のスコルポノックでは蓋パーツが追加されるなおど、ロボットモードのパーツをしっかり隠すとともにデザインとしても違和感なく処理されています。 大ロボで。 こちらもマキシマスのほうが少し大きいですが、マキシマスはジェネレーションズ版メトロのリデコということもあり、イメージよりも腕や脚が長く、若干ひょろっとした印象のため、並ぶとスコルポノックのがっちり感をより強く感じますね。 可動性は極端に変わるものではありませんが、やはり足首スイングの恩恵もあり、とくにアクションポーズ時の安定感はスコルポノックが勝ります。 スペースの都合で、ビークルモードと基地モードの比較は割愛します。 LG-EX グランドマキシマス の レビュー 同じWFCトリロジーから、昨年のタイタンクラスアイテム、オメガスプリームと。 この並びだと、オメガスプリームが一回り小さいですね。 スコルポノックも同じくらいのサイズだったら、さすがにマキシマスとのツーショトはキツイかな? と思っていましたが、蓋を開けてみるとちょうどいい大きさでよかった。 ちなみに、箱のサイズはこの2体で共通になっており、レジェンズシリーズのタイタンクラスの箱よりも一回り小さくなっています。 SG オメガスプリーム レビュー ビークルモードで、ダイナザウラーと。 ゾイドっぽい・・(笑) ボリューム感はほぼ同じくらいですね。 ダイナザウラーは尻尾があるぶん、メトロやマキシマスより一回り小さくなってしまってしまったのは残念でしたが。 TFLG ダイナザウラーのレビュー 中ロボ形態で、ヘッドマスター実働部隊リーダーのウィアードウルフのロボットモードと。 スコルポノックのほうが一回り大きいです。そこはリーダーの威厳という感じですね。 デザイン的にはシンプルですが、それがかえって強者感を醸し出している気がします。 オマケで、そのへんにいた別の世界線のスコルポノックたちと、サソリモードで。 左右のサソリが生まれたての赤ちゃんに見える(笑)。 ビーストウォーズのスコルポスも発掘すればよかった・・以下、画像 まず中ロボ形態で。 可動性能は標準的。 腰部回転、足首スイングももちろん採用されており、接地性も良好です。 肩のシールドは固定で上方に伸びており、頭部と干渉しますが、ギリギリ水平近くまで腕部を上げることはできます。 立て膝も安定。 角を手に持たせて。 軸が短いこともあって順手では上手く保持できないので、逆手に持たせてトンファーっぽい武器に見立てるのがよいかと。 でも、ほかに銃タイプの武器が1つくらい欲しかったですね。 スタンド対応穴は腰裏にありますが、背部パーツ(ヘッドモードの頭頂部カバー)が干渉しがち。 フォートレス・・の代わりのグランドと、対決イメージで。 スコルポノックのほうが体格こそ小柄ですが、軽い身のこなしの超接近戦で圧倒しそうな感じ。 というか、アクションモデルとしての性能差は歴然です。 右のヒトは腰すら回らんからなぁ・・ 部下の3バカ・・もとい、ヘッドマスターたちと。 見ためには1番地味な大帝閣下ですが、それがかえって大物っぽくて威圧感があります(2回めww)。 大ロボ形態、ロボットモードで。 この状態では、リーダークラス以下の標準的サイズのアイテムとほぼ同じ感覚で動かすことができますが、でかい、重い、固いの三重苦(?)なので、ポージングはなかなかの重労働です。 メトロやマキシマスではできなかった足首のスイングが可能なので、ある程度までなら安定して自立してくれるのですが、それでも万が一転けたときは自重によるダメージが標準サイズのそれの比ではないので、撮影時には細心の注意が必要でした。 ビークルモード時のサソリのハサミそのままの腕部の可動については先に触れた通りですが、ほかに胴体との接続面がそのまま怒り肩になるような角度で固定されています。 そのため、ただ回転させるだけでも肩の入ったポーズとなり、力強さが感じられます。 腰部はもちろん回転でき、脚部も180度の開脚が可能ですが、開脚の際、角度によっては脚部付け根と腰部が干渉するので注意です。 具体的に言うと、45度くらい上げたところで横に開こうとすると、付け根の角が上部を擦ります。 膝は二重関節になっており、立ち膝はもちろん、 正座も可能。 爪先は収納しています。 反重力砲が付かないので、サイズ的にちょうどいいショックウェーブのガンモード(WFC的にはビークルモード)を持たせたり。 パッケージイラストのようにオプティマスを捕まえたり。 クローの可動部にも適度な渋みがあるので、案外しっかり保持できます。 バイザーを外して。 やっぱりツインアイのイメージのほうが強いなぁ。 より冷酷な印象になりますね。 というか、バイザーありだとなんか人が良さそうに見えるんだよなぁ(笑)。 ライバルであるフォートレスマキシマス・・の代わりのグランドマキシマスと対決イメージで。 マキシマスは直立以外の自立がイマイチ不安定なので、ポージングには苦労しました。 結局無難な絡みしか撮れなかった・・ ビークルモードで。 ビークルというか、でかいメカサソリですけどね。 ハサミの可動は当然ロボットモードから変化なし。あとは脚部と尻尾が動きます。 脚部がウゾウゾとけっこう動かせるのは意外でしたが、仮にも戦艦であるなら、なにかそれっぽいギミックも欲しかったかなぁ。 折りたたんだ脚部の中にマイクロマスターが収納できるとか、ねぇ。 基地モードで。 ツーインワンのビークルモードと一緒に。 まぁまぁいいサイズかな。 中ロボを立たせて。 こうなるとさすがにサイズ感はおかしい。 まぁ、フォルムのオリジナル再現度は高いものの、 やはり基地として遊べるギミックがほとんどないんだよなぁ。 そのへんはモジュレーターなどを使って、それぞれで拡張してください、ということなのか・・ 最後に、ザ☆ヘッドマスターズからのデ軍新規メンバーで集合写真。 大帝閣下には1段低いところに立っていただいていますが、それでもでかい。 というか、忍者参謀もでかいな・・ ここに来年1月発売のファストトラックを加えれば、デ軍は一応全員集合ということになりますね。 一方のオートボットは、クロスヘアーズ以外のターゲットマスターがいないのか。 キングダムで・・来ないわなぁ。 以上、“ER スコルポノック” でした。 ロボット、ビークル(サソリ)、基地の3モードでほぼ完璧といえるオリジナル再現度。 メトロフレックスのリデコとせざるをえなかったため、正直消化不良感のあったマキシマスの仇をとってくれた・・という気さえします。 反重力砲が付かなかったり、けっこう象徴的な要素だと思う透明フェイスシールドがなかったりと、気になる点もなくはないですが、そんなことはわりとすぐにどうでもよくなりました。 とにかく圧倒的な存在感です。 オメガスプリームのサイズからして、ひょっとしたらけっこう小さくなってしまうんじゃ? という懸念もありましたが、ライバルのマキシマスと並んでも遜色ないボリュームを達成してくれました。 オリジナルにはなかった小、中、大という3段変形合体能力も獲得しましたしね。 構造的には比較的シンプルで、そのサイズゆえの扱いにくさは多少あるものの、オメガスプリーム同様にWFCトリロジー基準の可動が採用されたこともあり、安定感、保持力といった点でメトロやマキシマスと較べるとずっと遊びやすいものになっていると思います。 ただ一方で、単体基地モードでのプレイバリューは、これまでの同カテゴリのリメイクアイテムもそうだったように、 オリジナルよりも低下してしまった感は否めません。 というか、メトロ、マキシマス、ダイナザウラーと比較しても今回のスコルポノックが1番低いかなぁ。 まぁ、そこについてはモジュレーターやその他のアイテムを使っての拡張が可能なので、むしろこちらの想像力、構成力次第という部分はあるのかな。 フォートレスの発売から随分待たされましたが、ともかくもこれでヘッドマスターのリメイクには一区切りつきましたね。 Jrは・・知りません。 しかし、終わってみれば(まだ終わってませんが)、アースライズではアースモードの初代メンバー以外にクインテッサ陣営やヘッドマスター、さらにはゴッドマスターまで含むごった煮感のあるランナップでしたね。 続くキングダムでも初代から2010、そしてビーストウォーズのキャラが入り乱れるわけですが・・ そしてタイタンクラスはアーク。 ビーストウォーズでも関連のあるオートボットの宇宙戦艦ですから、そのチョイスはある意味納得ではあります。 シージでオメガスプリーム、キングダムでアーク・・ やっぱり。アーズライズのスコルポノックだけ妙に浮いた感じだなぁ。 ネトフリのアニメにスコルポノックは出るのかな? 出てもやっぱり浮いてしまう気がしますが・・ 海外限定で発売されているレトロヘッドマスターズも、今回のスコルポノックの発売に合わせたものだと思いますが、そうなるとフォートレスマキシマスも出るんでしょうか? といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。