Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

reiko takeshima

[冊子デザイン・表紙絵]『FUEKI』vol.72+73合併号 タブロイド

2020.12.05 09:18

『FUEKI』vol.72+73合併号(福武教育文化振興財団の機関紙機関紙)のデザインと表紙絵を制作させていただきました。



また、表紙絵にまつわる文章も執筆させていただいております。




コロナ禍の影響で、合併号となった今号は、通常の冊子ではなく、タブロイド判での発刊となりました。表紙絵はいつもの2倍ほどの大きさ。




絵は、思いがけずできてしまった時間、ひっそりと静まりかえった街の一角の仕事場で、一心に刻むように描きました。その空気を、ありありと思い出すことができます。


今回、今までで一番多く、絵についての感想をいただきました。帽子の作者の相澤さんからは、感動の言葉がメールで届きました。その他にも、いろいろな方から嬉しい言葉をいただき、何か響くものがあったことが、本当に嬉しかったです。否応なく与えられた時間が、転じて生きたものになりました。ありがとうございます♡


その中には写真かと思った! という感想が多くあります。私的には、そうかな?と思います。というのも、リアリズムを追求しているわけでは全くないので。

ただただ対象の持っている「格」を伝えたい一心で描いています。人格という言葉があるように、無機物、有機物を問わず、森羅万象全てのものは「格」を持っていると思っています。その「存在格」を大切に届けることを、仕事では特に大事にしています。

それがゆるキャラ風味のイラストでも、抽象画でも、はたまたデザインでも。関わるものへの敬意と言い換えても。


語ってみました!


今回の麦稈真田の帽子は、この子が纏った話を、時間をかけて沢山聞くことができました。心を込めて作られ、持ち主に愛されているものは、生き物のような存在感があります。この帽子が纏う「帽子格」が届きますように。



さて今回、初めてのタブロイド判ということもあり、スタッフで何度もzoomミーティングを重ねました。もしかしたら今までの『FUEKI』で、一番ミーティングしたかもしれません。私も初めてのタブロイド判のデザインということで、多くの資料を引っ張り出してリサーチしました。かっこいいなと思うデザインを解体してみると、いかによく考えられているか実感しました。勉強になり、面白かったです。


多数の寄稿文、グラレコに大判写真と、盛り沢山の充実した内容になっています。関わってくださった方の中には、何らかの理由で岡山に移住されてきた方も多く、様々な価値観が増えて嬉しいです。



下記の財団さまのウェブサイトにて、PDFでお読みいただけます。ご覧になってみてください。

http://www.fukutake.or.jp/ec/pdf/books/fueki/fueki_72_73.pdf


つくづく、多くの縁を繋いで、地域の文化と教育に尽力されている、福武教育文化振興財団さまの活動に、感銘を受けます。


追伸

実は、相澤さんがお勤めの石田製帽さんのインスタライブの第1回目でも、帽子の絵について、少しご紹介してくださっていました。嬉しかったです。また笠岡にも行きたい。


福武教育文化振興財団の機関紙「FUEKI」

編集発行 : 公益財団法人福武教育文化振興財団

制作 : 株式会社吉備人 

印刷 : 研精堂印刷株式会社

イラスト・デザイン:タケシマレイコ



#タケシマレイコ #reikotakeshima #エディトリアルデザイン #editorialdesign #パンフレットのデザイン #食べ物のイラスト #イラストレーター #illustrator #デザイナー #designer #イラスト #illustration #水彩画 #watercolor #帽子のイラスト #drawing #石田製帽 #福武教育文化振興財団 #FUEKI #冊子デザイン #パンフレットデザイン