Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

MBA取得のファイナンシャルプランナーが老後資金の最大化を提案

アセットアロケーション~3つのリターンと5つのリスク

2020.12.06 02:50

おはようございます。こんにちは。こんばんは。


FPオフィスALIVE代表國弘泰治です。


今回はアセットアロケーション編で3つのリターン・5つのリスクについて学びます。

なぜアセットアロケーション編をやり始めたかと言うと、資産運用をする上でこの道は避けては通れないからです。


資産運用における3つのリターン・5つのリスク

アセットアロケーションのお話で、資産運用の3つのリターンと5つのリスクについて学んでいきます。資産運用ではキャピタルゲイン・インカムゲイン・タックスメリットになります。そして5つのリスクは価格リスク・金利リスク・為替リスク・信用リスク・流動性リスクです。それでは説明致します。

3つのリターン

最初に3つのリターンについて説明を致しました。その語句について説明を致します。

キャピタルゲイン・・・保有している資産によって値上がりを得られます。

代表的なのは株式投資やFXなどで得られる売却益です。

インカムゲイン・・・資産を持っていることで、定期的に得られる収益です。

代表例としては金融資産の場合、株式投資やREITなどを所有することで得られる配当やワンルームマンション経営での毎月の家賃収入が該当します。

タックスメリット・・・節税効果のことです。

代表例としては、金融資産の場合iDeCoやつみたてNISAで税制優遇を受ける際、収益が非課税になること、実物資産であれば、ワンルームマンション経営であれば減価償却費を活用して税制優遇を受けることです。


次に5つのリスクについて説明いたします。


5つのリスク

資産運用に関してはリターンがあればリスクもございます。リスクには5つございます。

価格リスク・・・株式や株式が入っている投資信託に投資すると、株価の値動きによって資産価値が変動されます。不動産であればずっと同じ値段ってわけではないですよね。築年数によれば修繕も必要になるなどで地域によっては、空室率が高くなるなどすれば値段は下がりますよね。

金利リスク・・・国債や社債と言った債券が上がると価格は下がり、金利が下がれば価格が上がると言った矛盾が起こります。金利の変動が起これば資産価値が増減することが金利のリスクです。

為替リスク・・・日本の金融商品(個人向け国債など)はないリスクです。例えばオフショア投資(海外積立投資)や海外の外貨などに投資した際、円高になれば資産が減少すると言うことです。

信用リスク・・・投資先が破綻して価値が損なうことになることが信用リスクとなります。

国債や株式に投資すれば、発行している国や企業に信用リスクが発生します。

流動性リスク・・・投資対象の株式や不動産などを売却して現金に換わるのが遅くなるリスクです。

不動産投資の場合は、特にこの傾向が多いでしょう。

このように考えればリスクがない金融資産や実物資産は本当にございません。この点は気を付けることをお勧めいたします。ただしリスクをゼロにすることが出来なくても、リスクを抑えることは不可能ではございません。


商品別のリスクを分けてみよう

先ほど、お伝えした5つリスクを活用してこの金融資産・実物資産はどのリスクに該当するのか説明いたします。仮に正解は1つではございません。

株式投資(トヨタ自動車)・・・価格リスク・信用リスク

株式投資(Google)・・・価格リスク・信用リスク・為替リスク

債券(個人向け国債)・・・金利リスク・信用リスク

債券(外国債券)・・・金利リスク・為替リスク・信用リスク

仮想通貨・・・価格リスク・為替リスク

次は実物資産です。今回は不動産と言った代表的なものだけにします。

不動産(東京)・・・価格リスク・金利リスク・流動性(ものによる:一棟かワンルームかなど)

不動産(海外首都)・・・価格リスク・金利リスク・為替リスク・信用リスク(先進国や新興国による)・流動性リスク


このように分類すれば金融資産や実物資産それぞれの特性が出てきます。