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いろいろとありますね - 東北空手道場

2020.12.06 23:00


「ブラック」と聞くと、今は多くの人が悪いイメージを持つと思います。「ホワイト」は逆に良いイメージですよね。主に海外に行き、現地で会った方に僕が空手をやっているということをいうと、よくこんな質問を受けます。「あなたはブラックベルトを持っていますか?」と。「はい、持ってます。」と答えます。すると、悪いイメージを持たれ、みんな急いでい逃げて行く…。なんてことはありません。逆にもっと近づいてきて、質問をされるなど話かけらたりすることが多いです。「ブラック」は悪いイメージなのに不思議ですよね。以前、黒帯の由来の一つとして、こんな話を聞きました。「最初は白帯から始まる。そして何年も何年も稽古を繰り返して行くうちに、汚れや傷などがつき黒くなっていく。」そんなことから考えると「黒」は汚れなのかもしれません。でも、努力の繰り返しの「汚れた」黒は汚いものでしょうか?また、元々黒いものでも例えば「美しい黒髪」などあります。「青」には「抜けるような青空」もあれば「青白い顔」。「赤」には「運命の赤い糸」もあれば「赤点」。色のイメージや使われ方には良い面も悪い面も含まれてます。だから、この色が良くてこの色が悪いなんてことは無いのです。そして、例えば白い紙に黒の鉛筆のように二つ以上の色が組み合わさると何かが生まれてきます。色々な色があるともっともっと楽しいことができるのでは?ちなみに、現地の言葉で質問を受けた時、ほとんど日本語しか話せない僕の頭は「真っ白」でした…。 


コラム筆者・東北空手道場 松本隼也

「勇は優から」「自分を信じる」「やりきる」。この3つの道場訓にしています。なにもないひとりの「人間」として稽古する。シンプルですが、究極のセルフケアを実践する場になれるよう心がけた指導を目指しています。

https://tohoku-karate.jp/

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