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実ある教育を語る会

雑感 氷見卓也(2020.12.06)

2020.12.06 11:19

   鬼滅の刃、すごい人気ですね。ありとあらゆるところに、鬼滅の刃、鬼滅の刃、鬼滅の刃・・・映画も大ヒットとなり、連日大賑わい。

   様々な人が、ヒットの理由を語っていますね。そこにはきっとアニメーションの力、コスプレイヤーの後押し、令和という時代背景、いろいろとあるのでしょうね。

   主人公は真っ直ぐで純粋、少年漫画の王道みたいな存在であり、その成長にワクワクさせられます。また、キャラクターが容赦なくこの世を去るところも、無常感を伴い、物語に重みをもたらしているように思います。

   ある意味、コロナの自粛ムードの中、主人公たちが挫けない心や仲間との繋がりの大切さを代弁してくれているような、そんなすてきな作品だとも思います。そんな鬼滅の刃も、23巻が発売され、終わりを迎えました。でも、アニメーションは続いていくので、この人気はまだまだ止まらない気がしますね。私もまだまだ楽しんでいきたいと思います。


   さて、現実の子供たちはどうでしょうか。鬼滅の刃の炭治郎のように諦めない心で困難に立ち向かえているのでしょうか。耐性=レジリエンスは、教育の要です。嫌なことから逃げない、立ち向かう、そんな心を鍛える考え方は、過去の遺物となったのでしょうか。

   昔の学校は厳しかったです。容赦なく授業中は立たされたし、食べ終わらない場合は掃除時間も給食を食べさせられ、課題を終えるまで放課後は残され、、、、中には行き過ぎたものもきっとあったことでしょう。しかし、そんな学校教育を受けていた子供たちは強くなった。そういう側面もあるように思うのです。


   今は、とても優しい時代です。

課題をやりたくなければ、「いいよ、全部はいいから、ここまでだけやってみようか」

学校へ行きたくなければ、「いいよ、無理して行かなくても」

腹を立てて暴れていれば、「わかったよ、落ち着いたらまた教室に入ろうね」

   ある意味、教育に関する研究の積み重ねによりわかってきたことを根拠とした正しい対応なのだとは思いますが、人としての「強さ」の成長には繋がらないケースもあるかもしれません。

   特別支援教育の研究成果により、多種多様な教育方法が生まれています。でも、もっと多数が在籍した昭和のかつての教室にも、いろんな子がいました。そんな中、あらゆる不条理の中、互いに相互作用を繰り返し、「強さ」を身に付けていったように思うのです。

   時代の流れもあるので、何が正しいとは言えませんが、教員を続けていると、なんだかわからなくなるときがあるのです。

   鬼滅の刃の登場人物たちは、壮絶な苦しみを乗り越えて成長していきます。あくまで漫画なので、現実とは違います。ですが、ただキャラクターがかっこいいとか、技がかっこいいとかそういうことだけでなく、主人公炭治郎のような強い胆力をもち、嫌なことや苦しいことにも立ち向かっていく、そんなレジリエンスを学びとってくれたらなあと思います。わたしも、そのためのお手伝いを少しでもできたらなあと思う今日この頃です。


https://www.tokyo-np.co.jp/article/7238より引用  最終閲覧 令和2年12月6日