将来と就活のために大学生活で意識すべき5つのこと
大学は人生におけるモラトリアムとも呼ばれるくらい、あらゆる制約から解かれる自由な時期です。
明確に学びたいことややりたいことがあって大学に進学する場合は、一生懸命に打ち込める対象があるため、時間を無駄にすることはないと思うが、何となく大学に進学する場合は、特に打ち込んだことがないままに、大学を卒業する人もいるはず。
もちろん大学生活の中で遊んだり目的のない日々を過ごすことを否定しているわけではなく、そういった時間も大変重要だと思います。
ただし、大学を卒業すると大半の人が社会人としての進路を決めざるを得なくなります。
そこで今回は、将来働くことと来たる就職活動を見据える上で、大学生活を過ごしていく上で意識するとよい考え方についてまとめました。
頭の片隅にでも置いていただき、少しの時間でも将来について大学生活から考えていく上での参考にしていただければと思っています。
目次
- 大学を卒業すると働く必要が出てくる現実
- 大学生活では知らぬ間に差が生まれやすい
- 大学生活の中で意識すべき5つのこと
- まとめ
1.大学を卒業すると働く必要が出てくる現実
意外と忘れがちな現実ではありますが、大学を卒業すると大半の人が働く必要が出てきます。
もちろん研究するために大学院に行く方もいれば、海外への留学をされる方もいると思うので、あくまで大半の人としています。
そこで大半の人が就職活動を経験することになるでしょう。
生活をしていくためには、働くことが必須となり、大学から社会人となると生活がガラッと変わります。
正社員になるとすると、大半の企業では最低でも週5日1日8時間の週40時間は働くことになります。(もちろん例外もあります)
寝る時間を引くと、人生の大半の時間を「働くこと」に費やさざるを得ない現実があります。
そして、その大半の時間を費やすであろう場所を決めるのが就職活動であり、それも大学での在学中に実施するパターンがほとんどであるため、実質大学生活が初めに働く場所を決めるための最初かつ最後の時間となるのです。
これは必ずしも悲観的な話をしているわけではなく、仕事が充実している社会人の方もいれば、自由な働き方で働いている人もいます。
そのため、大学生活の中で人それぞれの「働くことへの理想」をできるだけ明確にし、「それを実現させるための行動」を実践していくことで、社会人になってからも充実した日々が過ごせる可能性を秘めているということです。
大学生活の過ごし方や経験することによって、将来何十年の人生が大きく変わることがあるため、まずは前提としてそのことを意識していただくとよいでしょう。
2.大学生活では知らぬ間に差が生まれやすい
あらゆる制約から解き放たれて、自由度が高くなるということは、それだけ人によって行動が変わるということも同時に言えます。
無為な時間を過ごすこともできれば、目的のための活動を懸命に行ったり、様々なことにチャレンジすることもできます。
そのため、知らぬ間に差が生まれやすいです。
これは就職活動を前提にしている話にはなりますが、面接では必ずと言っていいほど「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」と「自己PR」を聞かれます。
ここでは明確に、何かをしてきた人としてこなかった人では差が生まれてしまい、いざ就職活動が始まってしまうと、それから行動するのはもう遅いため、その差は埋めることができずに、他の何かでカバーしていく必要が出てきます。
こちらも前提として知っておいていただくとよいでしょう。
3.大学生活の中で意識すべき5つのこと
ここからが本題になりますが、前述していることを頭に入れていただいていれば、自然と意識し行動にも移していけることでもあると思います。
そのため、まずは前述した前提をしっかりと理解することを大切にしていただければ幸いです。
それでは、その上で大学生活の中で意識しておくとよいことを、以下にお伝えしていきます。
(1)とにかく行動する意思を持つこと
正直これが一番重要であると考えています。
特にやりたいことがわからない状態であると、どうしてもまずはそれを明確にするために悩んだり考えたりする時間を割いてしまいがちになると思いますが、大半のことはまず経験してみないと自分のやりたいことなのか、向いていることなのかを判断するのは難しいです。
以上より、まずは何でもよいからとにかく行動して場数を踏み、それからやりたいことを考えていく方が、考えるための参考になる情報が増えるのと自分を形作るための経験が積めるのとで一石二鳥になるためおすすめです。
ただし、行動する手段を探すために調べる行為は重要です。
ネット検索、SNS、大学が発信しているプログラムなど、ツールは増えてきているため、調べて行動を繰り返していくクセをつけていきましょう。
(2)時代のトレンドに敏感になること
仮にやりたいことが出てきたとしても、それが時代のニーズに合っていなければ、仕事としてやっていけるかどうかがわかりません。
また、一見ニーズと合っていなかったとしても、時代のトレンドを追いかけることで、そのトレンドを上乗せすることにより、注目を浴びてニーズに乗ることができるかもしれません。
トレンドを追いかけるには、InstagramやTwitterなどのSNSを利用していくのがおすすめです。
特にTwitterは話題のトピックやワードがトレンドとしてランキング形式で表示されるため、1日1回はどんなことが話題になっているのかを確認するとよいと思います。
(3)プランドハプンスタンスの考え方を持つこと
とにかく行動することが大事であると伝えましたが、それだけではなくプランドハプンスタンスの考え方を持つことも重要であると考えています。
プランドハプンスタンスとは、「キャリアは偶然によって左右されることが多く、これらの偶然をポジティブな方向に考えることでキャリアアップに繋げることができる」という理論のことです。
もう少し簡単に言うと、偶然をポジティブに捉えて最大限に活用していくことで、自らのキャリアを広げることができるということで、一見自分に興味がないと思っていたことでもポジティブに捉えてとりあえずやってみたらそれが自分のキャリアに繋がるという考え方です。
この理論でも、とにかく何かをやってみることが大事であると同時に以下の5つのスキルと考え方が重要であるとも述べられています。
①好奇心
関心のあることや目標に関わることだけでなく、自分の知らない分野や興味のないことにも積極的に視野を広げて好奇心を持って臨むことが大切です。
新しい学習の機会を常に模索し続けましょう。
②持続性
失敗したりうまくいかないことがあっても、一定期間はひとまず諦めずに向き合うことが大切です。
困難を避けたり苦手意識を持ったりすると、その先にある可能性が閉ざされてしまうことがあります。
その失敗を一度乗り越えた先に、新しい何かが見えてくるでしょう。
③柔軟性
こだわりや理想にとらわれて、行動や思考を狭めないことが大切です。
必要のないこだわりは捨てて、環境の変化にフレキシブルに対応できるように準備しておきましょう。
理想や現状にとらわれすぎると、想定外のチャンスを逃してしまうことにも繋がります。
「なんでも来い」というオープンマインドの気持ちを持ち続けましょう。
④楽観性
失敗や困難もポジティブに捉えることが大切です。
何が起きても良い方向に行くと信じる態度は、自分自身をプラスの方向に運び、それが結果的に明るいキャリアを歩んでいくきっかけにもなるでしょう。
⑤冒険心
リスクを恐れず行動することが大切です。
不確実性の高い環境において失敗はつきものであるため、ある程度のリスクは引き受ける心構えを持っておきましょう。
ただし、大きいリスクを負うのが苦手な方は、最初からリスクを負うのではなく、様々な準備をしてリスクを減らしてから挑戦していくのもよいです。
(4)振り返りをしっかりとすること
将来や就活をするにあたって、大事なこととして、自らのアピール(自己PR)できる点を見つけることと自らの好きややりたいことの方向性を定めることがあります。
そのどちらもを見つけるにあたって、振り返りをすることはとても大切です。
なぜ大切なのかというと、すぐに振り返りをしないと、例えばいざ就職活動をするとなった際に、2~3年前のことになるとクリアに記憶として覚えていないこともあるかもしれないためです。
就活をする際には、ほぼ確実に自己分析をすることになります。
自己分析には2種類あって、企業軸を考えるための自己分析と自己PRをするための自己分析で、それらは何かしらの行動をすることでこまめに振り返っておくと、いざ就職活動をするタイミングで、一から自己分析しなくてもすぐに就活への行動に移すことができるようになります。
逆にこれができていないと、記憶が曖昧な状態で一から自己分析をしないといけなくなり、確実な自己分析ができなくなる可能性も出てきます。
そのため、こまめに振り返りをすることを徹底していきましょう。
特に自分のやりたいことと好きの方向性を整理するために振り返るのと自分のPRできそうな強みを整理するために振り返ることをおすすめします。
(5)できること(CAN)を増やすこと
大学生活のうちにできることを増やすことで、将来を考えるにあたっての選択肢が増えるので、意識しておくとよいです。
例えば、何もしていなかった場合、大体の人が総合職や営業職や事務職などの手に職を持つような仕事を就職活動の段階で選ばざるを得なくなることが多いです。
そこでできることを増やしておくことで、それ以外の技術職や企画職、マーケティング関連のことなどに新卒から挑戦できる可能性を広げることができます。
特にやりたいことがわからなくて、でも何かやりたいという方には、できることを増やすための行動や挑戦をおすすめします。
その中で特におすすめなのは、プログラミング関連、マーケティング関連、動画制作・編集関連のスキルです。
おすすめの理由は幅広く需要がある領域であり、スキルとして習得することで、将来の選択肢の幅が広がっていくためです。
もしやりたいことが明確ではない方は、とりあえずできることを増やすことに専念してみましょう。
4.まとめ
今回は、「将来や就活を見据えた上で、大学生活の中で意識しておくとよいこと」についてまとめました。
時間は有限であり、意外と過ぎていくのも早く、すぐに社会人になるにあたっての選択を迫られます。
その際に、大学生活においてどんなことをしてきたかは非常に重要になってきて、選択の幅や自らの理想を叶えるための選択ができるかどうかを左右します。
もし、何か挑戦はしてみたいけど、どうしたらよいかわからないという方は、こちらからお申し込みいただけましたら、JAEスタッフが相談に乗ります。
もちろん挑戦することに対しての無理強いなどは一切いたしません。
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