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里イモ考察

2020.12.08 02:56

 里イモ、個性のあるエクセレントな食材。そのものが持っている実力が素晴らしいので何も言う事がないのですが、先日大竹しのぶさんのラジオ(ひろじくんの出演がありめずらしくその日は聴いていました)の後半で、福井県と中継で里イモについて語られていました。福井県内に名産地があるとのこと(福井県東部の大野市上庄地区「上庄さといも」)です。大竹しのぶさんも「わたし、里イモ大好き!」っておっしゃって盛り上がっていました。

 私が板場に入った時、里イモを普通に炊いてそれを揚げるという料理がありました。今覚えば日本料理ではよくある調理方法なのだと思います。当時は初めてみるメニューでした。その味、とっても印象に残っています。先日のランチ提供の際は、青森の色鮮やかなジャガイモ2種類と並んで、この「里イモ料理」を添えました。ご来店のお客さまで、お一人だけでしたが調理方法について質問をしてくれて嬉しかったな。

 お店では少量の油で揚げ焼きのような様相でしたが、帰宅後は充分な油で落ち着いて揚げる時間がとれました。出来上がったものは(写真の量です)、数分で(数分も掛かっていないかもしれません)おひとりさまが完食。「勤めていた頃に職場の近くの蕎麦屋で提供されていた味…」と懐かしそうに申していました。

 冬のあいだは、土付きの里イモを面倒がらずに使っていきたいものです。多くの人にその手間と味わいを、楽しんで欲しいと思います。