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台湾いとしこいし

2020年11月1泊2日台中MRT(メトロ)試乗の旅⑥積善樓。小ぶりだけども味のある古跡。

2020.12.08 12:33

平日に有給取ってやってきた台中MRT試乗の旅。

終点のMRT北屯総駅で車両鑑賞を堪能したがぁこさん。午後もまだ早いので、引き続き観光でもすべくMRT四維國小駅にやって来た。

一度行ってみたかったスポットが近くにあるのだが、そこへ向かう途中にも気になるスポットを発見した。

それが、駅から歩いてすぐの北屯公園向かいのマンションの脇にひっそり佇む「積善樓」という建物だ。

道路に向かってたつ建物はこじんまりとしていて、ただ門と控えの空間があるだけ。

「お寺の山門みたいだなあ」と思ったら、傍らに設置されていた解説板によると、昔のお屋敷の門の部分だったそうで、あながち間違いじゃなかった。

明治31年の建設とあるから、1898年、日本統治が始まってすぐくらい。100年以上の歴史がある建物で、台中市の市定古跡に指定されているそうだ。

残念ながら、現在はお屋敷は影も形もなくなってるけど、門の裏には東屋と、樹齢が相当ありそうなガジュマルの樹があって、散歩の途中に休憩するのによさそうな空間になっていた。

写らないように撮影してるから写ってないけど、樹の後ろは超モダンなマンションなのに、ここだけ時が止まってるみたい。

建物の装飾もなかなか素敵で、お寺のような彫刻の他に、よく見ると屋根に鏡が埋め込んであったりして、凝った造りだ。

解説板によると、当時の有名な建築家が建築を手掛けたそうで。なるほど、と感服。

この立派な門に護られてたお屋敷って、どんなに立派だったんだろうか。浪漫だなあ……。

素敵建物を全方位からじっくり鑑賞し終わったところで。

さて、次の目的地に向かうことにしよう。

2020年11月1泊2日台中MRT(メトロ)試乗の旅⑦へつづく



積善樓

住所:台中市北屯區興安路一段163號