ニッポンの神様雑学＊ 磐座は神の地場☆

〜三重県・鳥羽市に鎮座される『いちべ神社』〜

古神道の世界を探究していくと

日本の伝統や風習の奥深さや

自然崇拝のアニミズムが日本人の心に

しっかりと浸透している事に気付かされます。

自然崇拝（古神道）は山や木、海、火、川、滝、

そして岩や巨石などが御神体として祀られ

近年ではその形を神社や祠として形を変えていても

本来、崇拝されていた御神体は

『神域』として古来から変わる事なく崇敬され

時に『禁足地』として目に触れる事を許されない

絶対的な聖地として存在しています。

日本全国に神が降臨した、宿っている

巨石や信仰の対象となっている岩を

『磐座（いわくら）』と呼びます。

そして『磐座』を祀っている聖地は

間違いなく強力な地場のエネルギーを

発しています。

そして磐座を御神体とする神社や聖地が

大なり小なり鎮座されているのも

ニッポンの特徴。

巨石の磐座で有名なのが

群馬県・榛名神社

栃木県・御岩神社

三重県・神内神社

滋賀県・太郎坊宮

京都府・出雲大神宮

兵庫県・生石神社

奈良県・大神神社・岩神社

・・etc

などがあります。

ほんの少ししか

ピックアップしていませんが、

これら『巨石』が鎮座される聖地は

その圧巻的な存在から

『勝負の神様』として

祀られているご神徳が多いです。

『磐座』が鎮座される聖地は山に近い、

又は山間部に多く見受けられるのですが

三重県・鳥羽市に鎮座される磐座自体が

御神体の『いちべ神社』は珍しく

海の近くに鎮座されています。

そして海や湖など『水』と関係している

磐座は龍神との関係が深く、

『巨石＝龍神』伝説が言い伝えられています。

御神体の磐座にはぐるっとしめ縄が巻かれていて

神々しい存在感が半端ない！！笑。

地元の漁師が海で遭難した時、

龍が海上より立ち上がり漁師の生命を助け

この石に舞い降りたという伝説があり

三重県の中でも最強のパワースポット！

そして

全国からスポーツ選手、芸能人、投資家、

起業家さんたちが

『ここ一番の大切な勝負』に

打ち勝つために誓いを立てる参拝に

来られているとか・・。

毎年『夏至』は伊勢詣をしているのですが

伊勢神宮の内宮・外宮だけでなく

今回はどこの神社へ参拝に行こかな〜・・

と妖怪アンテナを立てて神社を選んでいます。

そして妖怪アンテナから導き出されたのが

『いちべ神社』！！

（実に7年ぶりの参拝）

ホテルの中庭に鎮座されているので

ロビーを抜けて中庭に向かった時、

お庭を掃除していたホテルマンに

お声をかけてもらいました。

春分・夏至・秋分・冬至の時は

この磐座の真上に太陽が通過するそうで

この４つの節目は特に磐座自体の

エネルギーがアップするそうです。

今年の夏至はご来光も拝見出来ましたし、

狙っていた訳ではないのですが、

なんとな〜く『いちべ神社』に呼ばれた感じで

ちょっと特別な1日となりましたね・笑。

神社の目の前に広がる真珠のふるさと

英虞（あご）湾・・。

真珠の核を入れるアコヤガイも

龍神の鱗みたいですもんね・笑。

英虞湾に広がる真珠の養殖の風景を見ていると

龍が持っている神聖な玉（宝珠）と

真珠が同じもののように感じてしまいます。

そして世界一！と名高い英虞湾の真珠・・。

このいちべ神社の磐座に降臨した

龍神のエネルギーに守られているのも

最高の真珠が生まれる要因と

なっているんだろ〜な〜・・

っと妄想が膨らむばかり・笑。

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