【 イベントレポート 】AGAKU TALK vol.1~まなびのトビラを「ともにひらく」@新潟駅MOYORe:
10/31(土)にMOYORe:キッチンスペースで行われたAGAKU TALK vol.1のイベントの様子をお届けします。
【 AGAKU TALK vol.1 について 】
まなびのとびらを一緒にひらこう。 「まなび」ってなんだろう。 知ってしまうと何か変わってしまうような恐怖感。 進めていくと、わけもなくドキドキした気持ちが同時に湧いてくる。 でもその「まなび」の向こうには、もしかして君のしらない新しい世界がまっている。かもしれない。AGAKU talkとは、阿賀町の未来を見据え、大人も子供も、地域の外の人も中の人も、これからの「まなび」について一緒に考えるという、年齢や立場をこえた対話の機会を作り、次世代のための新しい教育環境を創造するための、コミュニケーションプログラムです。
イベントには、来年高校生になる中学生とそのご家族の方や、阿賀黎明高校の校長先生や教育長をはじめとする子供から大人が参加しました。
【 session 1 阿賀町教育留学プログラムのお話について 】
阿賀町教育長の開会宣言とともに、イベントがスタートしました。
session1の最後には、阿賀黎明高等学校の校長先生に高校や阿賀町での学びについてお話いただきました。
【 session 2 ディスカッション:まなびのトビラを「ともにひらく」について】
自分で学びを探しに行くということ/学びの未来ってどうなるの?/学びの場を作ろうをテーマに、ゲストをお呼びして3名で対話を行うセッションを行いました。
【 talk FRIENDS の紹介 】
ゲスト:下向依梨(シモムカイエリ)さん・・・オンライン登壇
株式会社roku you 代表取締役 / 一般社団法人 日本SEL推進協会 代表理事
慶應義塾大学総合政策学部在学中、社会起業家育成のパターン・ランゲージを開発、出版。その後、米国・ペンシルベニア大学教育大学院で発達心理学(Social Emotional Learning)において修士号を取得。帰国し、東京のオルタナティブスクール(小学校)で教鞭を執る。算数・英語を中心とする教科を教えながら、探究学習のカリキュラムづくりと、SELベースのプログラムの開発に従事。現在は、教育委員会のコンサルティングやレジデンシャルカレッジ(教育寮)のプログラムの制作・実施など若者向けのみならず、シニアに向けた「学び探究する面白さ・楽しさ」を感じる教材づくりに従事。
talk FRIENDS Niigata
及川真央(オイカワマオ)
阿賀黎明高校魅力化PJ/SDGs de 地 方創生公認ファシリテーター
福岡県北九州市出身。大学在学中はNPOカタリバのカタリ場授業やN高等学校などのインターンなどを経験したのち、福岡県内の高校大学でキャリア教育のプログラム立案や運営に携わる2019年8月より新潟県阿賀町地域おこし協力隊として高校魅力化PJに参画。公営塾スタッフとして探究学習やキャリア教育に携わる。
山倉あゆみ(ヤマクラアユミ)
Sync board Inc.代表取締役/プランニングディレクター/くらし研究家
個人/地域/企業/行政/団体など様々な人々と協働しながら、伴走型のプロジェクトワーカーとして活動。現在は、新潟、渋谷、京都など多拠点を行き来しながら、料理人経験を生かした食農の企画や、コミュニケーションデザイン領域など「食や暮らしを中心に、健やかに循環する社会」をテーマとした取り組みをサポートする。
3人それぞれが学生時代を振り返りながら、これからの学びについて自由にディスカッションを行いました。
【 session 3 グループワーク:空想会議 / 構想会議 について】
わたしたちの寮作り「もしも、私のおうちが森の温泉になったなら」というテーマで、未来の阿賀町での暮らしについてアイデアを出し合いながらディスカッションをするワークを行いました。
ワーク内では参加者全員が15歳というルールで進行し、暮らす場所や町でこんなことができたら楽しそう!といった自由なアイデアを付箋に書き、シートいっぱいに貼り出していきました。
ツール:未来アイデアシート
【アイデアを出し合う様子】
様々な場所・阿賀町の資源 × 面白そうなこと といった書き方で、どんどんとアイデアを生み出していきます。
【アイデアを見ながらチームでディスカッション】
Aチームでは、1つのテーマに対し活発に意見を交わしアイデアを深掘りしているのが印象的でした。中でもインスタライブで阿賀町を発信するアイデアは、中学生の参加者から生まれたもので、今の時代に合わせた発信方法にメンバー全員の注目が集まりました!阿賀黎明高校の校長先生から阿賀町の自然についてのエピソードもたくさん聞くことができました。
Bチームでは、付箋で出た内容からさらに話してみたいテーマへと会話がどんどん広がりました。大きな川を中心に、川と海なら?というテーマで、川の良さ・体験談をメンバーがそれぞれ話し合い、自然と共に生活することへの憧れがますます膨らんでいったようです。ヤギやアルパカといった可愛い動物も会話に登場してきました!
Cチームでは「温泉」や「川」を使い、リラックスしたいといった声が多く集まりました。森の自然を活用し、美術館やアトリエを作るといったテーマからも、「壁を使って絵を描きたい」など自由なアイディアがたくさん生まれました!山で大きなすべり台をつくるアイディアでは、どんなすべり台の形が良いか、みんなでイメージを膨らませながら会話が広がっていきました。
【ギャラリーウォークを行い対話をしている様子】
他テーブルのアイデアを見て回り、面白いなと思ったアイデアにコメントをつけて周りました。
【ワクワクしたアイデアの共有】
ワークの最後には、ワクワクしたアイデアを一人ずつ書き出して発表してもらいました。
【イベントを終えて 】
前半ではプロジェクト全体のお話を中心に参加者の方にイメージを膨らませていただきながら、後半ではこれから住んでみたい未来の阿賀町のイメージを中学生が主体となり考えていただきました。参加された中学生からは「ハンモックでゆらゆらと揺れながらお昼寝をしてみたい」「森や川の様子をインスタライブで配信してみたい」といった、自然と寄り添いながらも新しい暮らしのあり方やアイディア発想が展開され、より創造性のある未来の姿を描くことができました。子どもたちの自由な発想と、イキイキとした発言しにこれからの阿賀町への暮らしの期待が高まります。