【ジョームの古賀です】レノファ・霜田監督退任報告を受けて。(涙)
レノファ山口、霜田監督解任。
12月9日10時過ぎに公式に発表されました。
しょうがない、コロナ禍でなければ降格している順位なので責任を取るのはしょうがない・・・
わかってはいますが、残念です・・・
霜田監督の「山口県にサッカー文化を根付かせたい」という理念に共感していました。
「サッカーは点を取ってみんなで盛り上がる方が楽しい」
1-0よりも4-3で勝つ方が観ていて楽しいんだ!
そういう考え方をされていました。
実際にそういうフォーメーションや選手起用をされていて、サッカー素人の私にもサッカーの楽しさが伝わりファンになりました。
監督の著書「1%の成功をつかむ99%の準備力」も買って、明屋書店でのサイン会にも足を運び握手してもらいました。そのときにテレビのインタビューを受け、テレビに映ったのもいい思い出です。
勝てる監督、J1に昇格させてくれる監督、もちろんそれが「良い監督」なのでしょうが、そういう監督はたくさんのチームからオファーがあり、結果として高額です。山口のように人口も少なく、チームに資金が少ないところには呼べません。
そんな中、山口にサッカーの魅力を伝え、たくさんの人がスタジアムに来てくれるようになるにはどうしたら良いか、必死に考えてくれていました。しかし、その理念が実を結び、結果が出る前に成績の方が追い付かなくなってしまった。
スポーツの大前提、「勝たないとつまらない」んですよね・・・
霜田監督の戦術ももちろん勝つためであり、攻撃的と言われたレノファも負けてばかりでは「攻撃的」というフレーズが意味を為さなくなるのです。もっと時間をかければ霜田監督のやりたいサッカーも成就したのでしょうが、これ以上待てないという判断なのでしょう。
世界を知る、日本サッカー協会の中枢で活躍していた霜田氏が山口に来て下さり、魅力ある選手をたくさん招集してくれて、毎週わくわくしながらレノファの試合を観ておりました。ただ一点、勝てないのが残念だった、それだけです。
最後に一つ言わせて下さい。
今年の退任報告は霜田監督が最初でした。
とあるチームは選手が何名か契約解除して、そのあと監督の退任という記事を見ました。「責任は私にある」霜田監督は常々そう仰っていました。
これからレノファも何名か選手の契約解除が発表されるでしょう。しかし、まず監督である自分が退任する、そういうけじめをきちんと取られたのかなと推測しました。
霜田監督、三年間ありがとうございました!!これからも霜田監督をずっと応援していきます。