ちょっと今から仕事やめてくる
今日から九月。
近くの小学校から防災訓練の音が聞こえてきたりしていたけど、
マンションのエレベーターでは、
『幼稚園に行きたがらなくて・・・』と話をしていた。
自分が子供の頃どう思っていたかは忘れてしまったけれど、
会社に行きたくない月曜日は幾度となく経験しているので、
気持ちはわかるかな~と思ったりもした。
悩んでいるときって、本当に視野が狭くなるもの。
北川恵海さんの「ちょっと今から仕事やめてくる」は、
ブラック企業で、精神的にも肉体的にもキツイ生活を送っている主人公が
会社でうまくやれない自分を責め、辛い日々を送っているところから物語がスタート。
自称・同級生の力を借り、自分を変えていく。
『この辛い感じあったな~』
『社会のレールから外れることって怖いもんな~』と、共感しかない。
でも、会社を辞めてみて、会社員時代に毎日自然にしていた我慢とか、
無理をまったくしない生活をしている今に
物足りなさや焦りは感じるけど、そこまでキツイ思いをしてどんな未来があったのか、
いまだに想像できない。
分かったことは、
学校や会社に行かなくても死なないから!死ぬことはないから!
会社や学校に行くのがつらい人は、『所詮フィクション』なんて言わずに、
本屋や図書館に行って、明るい小説を読んでみてほしいな。
(自分の経験からも、そんな余裕はないことは重々承知しているけれど)
この作品や、柚木麻子さんのあっこちゃんシリーズとか、
五十嵐貴久さんの骨董通り探偵シリーズとか。
何か、先に進むヒントが書かれている作品もあるかもしれない。
私も、逃避してるかもしれないけど、いつも本に救われている。
会社を辞めて三か月が過ぎた。
健康的な生活になり5キロやせたのに最近リバウンド傾向に・・・
本を読みながらアップルパイ。
割引になってたら、3割増しで幸せ~。
でも、運動はしないとな。