トリママ奮闘記! ~不登校について悩むママへ~
子育て中、誰もが感じる"不安"や"孤独"。
コロナ禍で、集まる場が少なくなり、直接共有する機会が少なくなっている時だからこそ、子育てママたちと悩みを共有したい!そんな想いから、【トリママ奮闘記!】として、トリママの育児奮闘体験をお届けしています。
第六弾は、子どもの不登校について悩むママへ伝えたいメッセージをお伝えします🤲
・トリママ紹介
3人のお子さんを子育て中のママ Mさん!
3人育児はもちろん大変なことも多いけれど、日々育児に家事に奮闘されています。
今回は、1人目のお子さんが小学校に行くことができなくなった時のお話を伺いました。
・学校に行くのが当たり前?
小学校に入学して、毎日元気に通っていたお子さん。
しかし、
「なんだか最近学校を休む日が増えたな...」とMさんが感じていた矢先、突然学校に行けなくなってしまったそうです。
親としては、学校に行かせなきゃいけないという責任感を感じて、お子さんに学校に行けない理由を問い詰めたけれど、特に理由は分からず...。
Mさん自身も、学校でのイジメ等が原因ではないだろうと思っていましたが、少しでも原因を解消できれば...と学校での様子を先生に聞いてみたけれど、イジメや嫌なことがあったという訳ではなさそう。
理由がない、理由が分からないからこそ、当時のMさんはどう対応して良いか分からず、学校やスクールカウンセラー、保健師、小児科...あらゆる機関へ相談して、"少しでも早く学校に行かせてあげたい"という一心だったそう。
しかし、お子さんは学校に行けないということに加え、外出も拒み、母親への執着も。
少しでもMさんと離れる時間があると、心配になってしまう...そんな状況が続いていました。
・衝撃的な一言で変化が
あらゆる機関に相談し、たどり着いた病院へ。
Mさん自身も"何とかしたい"という想いで、今までの経緯を説明したところ、病院の先生から返ってきた言葉は
「学校、行かなくていいよ」
の一言。
学校はみんな行くものだと思っていたMさんにとって、その一言が衝撃的すぎて、今でも鮮明に覚えているそうです。
「お母さん自身が、何とかなる!って思って、明るくいないと子どもも元気になれないよ。行かなくても良いと割り切ることも大切。」
そう病院の先生から言われたことで、Mさん自身がお子さんと向き合うきっかけとなり、学校に行かないことを悪いこととして捉えない考え方に結びついたそうです。
・子どもを肯定して向き合う
母親への執着があったことから、お子さんが調子の良い時は学校へ一緒に行き授業を受けたことも..。
それから、1年間くらいは学校へ行ったり行かなかったり…そんな状況でも規則正しい生活を心がけ、お子さん自身が自分を肯定できるようにしていたそうです。
特に、「こうでないと駄目…」「こうしなさい!」ということをお子さんに対して言わず、お子さんを肯定してあげることを徹底したのだとか。
それから徐々に、学校へ登校する回数が増えたり..外出できるようになったり..兄弟に優しくできるようになったり..母親から少しずつ離れることができたり..
目に見えてお子さんの変化が見えるように。
学校に行けるようになった今でも、お子さん自身が受け入れてもらっているという安心感を持てるように、成長に合わせながら、母親にワガママを言える関係性を大切にしているそうです。
・同じ悩みをもつママへのメッセージ
学校に行けなくなることは、親にとって、とても不安なこと。
学校に戻れなくなるかも..
勉強についていける..?
お友達との関係は..?
まだまだ不安は募るけれど、冷静になって考えると、人それぞれいろんな人生があって、後々不登校の数年なんて"どうってことないんだな.."って感じれる時がきます。
今となって考えると、子ども自身も何が苦しいか分からなかっただろうし、理由は一つではなかったのかな...と思います。
"失敗できない"、"間違えたらいけない"...そんな真面目な性格がゆえに学校での様々なシチュエーションでのプレッシャーが苦しかったのではないかな...と想像しています。
理由があったとしても、なかったとしても、”学校に行くことが正しい”と親が決めつけてしまうことは、学校に行けない子どもの状況を否定してしまうことになります。
子ども自身も、学校に行けない自分を責めています。だからこそ「行かなくても大丈夫!」と言ってあげることで、お子さんを肯定することにつながるのではないでしょうか。
辛い時もたくさんあるし、我慢することも多いけれど、お子さん自身の肯定感を高めてあげることが大切だと感じました。
そして、同じ悩みをもつママが一人で抱え込まないように、知識のあるところに早めに相談して、人に頼ることも大切です。
もちろん、こどもトリニティネットに些細なことでも大丈夫ですので、辛いな…と感じることがあればご連絡ください。
●岐阜市 相談窓口紹介●
*岐阜市子ども・若者総合支援センター"エールぎふ"
TEL:0120-43-7830
♡誰一人取り残さない
こどもトリニティネットは、これからも「誰一人取り残さない」をモットーに子育てママ達への発信を続けていきます。
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