武術は音楽のように美しい。【結 -MUSUBI- の在り方】
2020.12.11 08:11
武芸と芸道とを併せ、“武芸道” と名乗るのが
我々『結 -MUSUBI-』であるが
この在り方について
その技術について
ーーー “武術の 表現”
それは何か、ということについて
私自身、ようやく
ほんの ほんのわずかながら、その世界が
垣間見えてきた心地だ。
“武術” を “表現” として成立させるには
見せ方がある。感性がいる。技術もセンスも培う必要がある。
ただしそれは、
単なる見栄え的な意味では、ない。
“表現” といえど、
『結 -MUSUBI-』が稽古し、追求しているものの 根幹の技術は、
確固として、武道・武術である。
・・・それならば、単に武道の稽古と同じでは?
と問われるかもしれないが
否。
実は
“武道の稽古” という意識のみでの稽古を繰り返すだけでは
表現の現場において、見せられるだけのものに成立させるには、なかなか至らない。
何年稽古しようとも。
ーーー「あぁ だから、だから
谷代師範は
ずっと、あのように仰っていたのか。
あのように指導されていたのか。」
と
私自身が今になって、腑に落ちる心地がするのだ。
ほんとうに
年月、そして 場数や経験を踏まないと
見えてこないものっていうのがあるね。
“武芸道” の道は深く
一足飛びに習得出来るものではない。
学びには、順序がある。
時間がかかる。
ひとつひとつ。
“武術” と
“表現” の
習得・上達の道は、重なっている。
それが、『結 -MUSUBI-』の在り方だ。
『緩急柔剛』
武術はドラマだ。
音楽のように美しい。
武芸道『結 -MUSUBI-』として 在りたい境地を
あらためて認識できた。