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世界のファッション トレンドは「ボディコン×グラマラス」

2016.09.05 05:00

【高級ファッション・芸能ニュース】 ビヨンセ・ノウルズ(辛酉)が八冠を♪「フォーメィション」で達成し、リアーナ(戊辰)が特別賞となった米「2016 MTV Video Music Awards(VMA)」。現地時間の平成二十八年八月二十八日にNY「マディソン・スクエア・ガーデン」で開催された。VMAは、世界最大の音楽イベント。イベント時に報道陣向けに設けられるレッドカーペット(RC)上のフォトセッションは世界発信される為に、ノミネートされた歌手らは最大のPRを行うことができる。


当然にファッション アイコンの歌手であるので、世界最先端のトレンドを纏い、ファッションをリードする。欧米のゴシップの強みは、コーデが参考になるファッションだ。女王達は、「ボディコン×グラマラス」で攻め立てた。ボディコンは、ボディコンシャスの略で身体にフィットし、身体のラインを強調する服の総称だ。報道陣の前にボディコンで出ることは勇気がいる。身体をしっかりと造り上げて自身を持っていなければ、堂々としたスターの表情にはならない。


しかも未曾有のシースルの流行により、プレッシャは更に上がる。何も隠せないのだ。女王足るもの、シースル使いも大胆で、圧倒的であった。先鋭的なデザインで神々しいシースルー使いを魅せたビヨンセのステージでは、女王の貫録を感じさせる衣裳で、RC上では背中に羽を付けた。アフタパーティ(AP)では、ウェディングドレスでJay-Zと登場。



ビヨンセ・ノウルズ




リアーナとミナージュは、ヒップを強調した衣裳と演出で強い女を前面に押し出した。APのリアーナは派手さはあるものの、ステージでの露出ポイントをヒップに絞ったデザインと打って変わり、華奢な鎖骨のデコルテを開き、しおらしさも感じさせる女神のドレス。ミナージュのRCは、超薄手のシースルの縦切り返しデザインで、女性らしい凹凸を更にハイ コントラストにした。足元のドレープと黒髪ストレートが神話性を増長させる。ステージではアイコンであるスポーツ ポップで金髪のソバージュを効かせた。



リアーナ


ニッキー・ミナージュ(壬戌)




<「くびれ」を造る方法が変わった>

 近年、世界のショウビズ(芸能界)ではBooty系が席巻している。米国の音楽界もBooty系が圧倒的に強い。だが大きなポイントが今回のMVAで確定した点がある。それは「くびれ」を造る方法が変わった、という点だ。従来は絞り込みが常套だった。日本では腹筋女子が流行るなど、ウェストを引き締めて「くびれ」を造っていた。しかし、この方法では女性の象徴であるバストが小さくなってしまう。そこで逆を突いた。


肩や腕を太くしバストのサイズ感は残し、腹部は適度に、臀部と脚(特に太腿)の強化で相対的な「くびれ」を造っていく。バストを大きくし、張りを保つには肩と背中の筋肉が欠かせない。事実、今回掲載した歌手・モデルのウェストは、日本人の感覚で細いとは言い難い。太めはないだろうか。だからと言って、太る事はない。スクワット等をきっちりやっていれば、ウェストは維持される。お腹が出るのは、太腿の筋肉と比例するからだ。太腿の筋肉が落ちるとお腹が出始める。スクワットをするからお尻が出て、相対的な「くびれ」に近づく。

このスター達の効果は、大きい。ウェストが太いだけで自信がなかった女性が励まされる。「これで良いんだ!」と思えるだろう。




フィフス・ハーモニー


ファラ・アブラハム(辛酉)


キャシー(丙寅)


リタ・オラ(庚午)


キム・カーダシアン(庚申)


モデル:アシュリー・グラハム(丁卯)


モデル:アンバー・ローズ(癸亥)



そして、全体的に凹凸のサイズがアップした現在では、似つかわしいドレスも変わる。体型が優れていれば、同じ服でも俄然に良く見栄えするもの。彼女達が世界で君臨する限り、グラマラスの傾向は変わらない。日本はその点で遅れている。絶対的「くびれ」は、もう遅れているのだ。これからは相対的な「くびれ」で良い。それは無理な食事制限から解放される自由でもある。きちんと鍛えれば自由だ。そして芸能的にアジアのライバルはBusty化してきた中国、白人との混血が多いBootyの多いフィリピンだろう。

このままでは日本は、世界から見て本当にアイドルの様なお子様な女の子が多い国になってしまう。それは情けないことじゃないだろうか。


尚、日本では「VMAJ」が九月三十日まで投票を行い、十月三日に受賞者が発表される。併せて、二十六日に東京・新木場にて特別パーティも催される。


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