よくなおる周産期鍼灸~32週の逆子
2020.12.11 13:00
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☑患者 30歳代、33週の妊婦さん。
☑主訴 逆子。
☑現病歴 妊娠中期から逆子。
☑愁訴 肩こり。腰痛。下半身の冷え。歩くとお腹がはる。疲れやすい。貧血。夜中に目が覚める。朝が起きにくい。お腹が空くが食べると直ぐに一杯になる。胃もたれや胸焼け。便秘気味。トイレが近い。喉が渇く。
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☑経絡腹診 不可。
☑脉状診 浮、数、実。
☑比較脉診 肝腎虚、肺脾実、心平。
☑証決定 肝虚証。
☑適応側の判定 未来弁証により右。
☑本治法 右曲泉に補法。左陰陵泉に堅に応ずる補中の瀉法。左豊隆に枯に応ずる補中の瀉法。
☑補助療法
宮脇奇経治療 外関-臨泣と照海-列缺に知熱灸5壮-3壮で奇経灸して金銀粒貼付。
☑標治法
■安産お灸
蠡溝、三陰交、中封、至陰。
※詳しくは以下のリンクを参照してください。
■逆子の打鍼
左右の至陰と至陰尖の四穴から、お腹がよく動く一穴に打鍼。
※詳しくは以下の動画を参照してください。
☑止め鍼×セーブ鍼 中脘穴→非適応側の天枢→適応側の天枢→下腹部正中にの最も虚した箇所に火曳きの鍼→百会左斜め2~3㍉後ろの陥凹部に補鍼。
☑セルフケア
自宅で奇経と安産お灸のツボにドライヤー灸をするように指導。
☑経過
治療3回で頭位に戻る。
☑反省と考察
逆子の鍼灸臨床のコツについては以下の動画を参照してください。