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人生初のチゲ鍋専門店が凄かった

2020.12.14 09:38

こんにちは。

キーボードを担当しているGAKUです。


街に溢れていた金木犀の香りも懐かしく、いよいよ冬本番となってきましたね。

気づけば街中で見かけるスズメや野良猫たちもいつの間にか大福みたいに真ん丸になっていました。


我が家の猫も冬フォルムになり、より一層モフモフの丸々になりつつあります。


パンダ…?


もうここまで丸いと猫なのかパンダなのか分からないですね。

とりあえず猫寄りのパンダということにしておきましょう。




さて、冬と言えばなんと言っても鍋料理ですが、皆様は何鍋がお好きでしょうか。

僕はこれまで専ら鶏白湯鍋の虜だったのですが、近頃チゲ鍋の誘惑に惑わされつつあります。


というのも、この前友人に連れられ"チゲ鍋専門店"とやらに行ったことが原因です。


根っからの鶏白湯狂信者である僕は「宗教上の理由で鶏白湯以外は食べれない」と言いつつも「そんなこと言っていられるのも今のうちだぜベイベー」とドヤ顔で豪語する友人に手を引かれ、都内のチゲ鍋専門店に入店。


「な、なんだこれは…!!!!!」


まず驚いたのが、店内を満たしている香辛料とニンニクの香ばしい匂い。


何だこの食欲をそそる香り…

これだけで白飯3杯はいけるぞ…


空腹だったこともあり、入店3歩目にして鶏白湯への愛が揺らいでいることに気がついた。

何とも薄い愛である。


だが一撃必殺級の破壊力を持つ空腹と香りのコンボ技の前には、全人類皆平等にKOされることは必然である。


席に着くと友人と暫しメニューを眺めた。

友人は過去に数回この店に来たことがあるらしく、慣れた手つきで取り皿や箸などを僕に配ってくれた。ありがとう。


僕はとりあえず友人に促されるがまま、鍋に入れる肉と野菜を注文。

鍋のスープは2種類選べるシステムらしく、友人はオススメのチゲスープを、僕は過去の愛を確かめる為に鶏白湯スープを注文した。


そして数分後にスープの入った鍋が運ばれてきた。

「韓国の国旗じゃん!」


確か僕の第一声はこれだった気がします。

今思うとなんでこんなしょーもないこと言ったのか、自分でもわからない。


見たことの無いスパイスの浮かぶ鍋を火にかけ、グツグツし始めた頃に肉と野菜が運ばれてきた。

「スープで海を、肉で山を、野菜で森を表現していて、ひとつの鍋で地球を表していると思うんだよね。俺は。」


そんなことを友人は言っていた。

ちょっと何を言っているのかよくわからなかったが、真顔でそう語る友人を見ながらどういう感性してたらそんなこと考えつくのだろうと思うと共に、心底こいつと友達で良かったなと実感した。


まず僕は鶏白湯の海に具材を泳がせ、火が通るのを待つ。

そして口へ運び、たっぷりと"冬"を噛み締めた。

これだよこれ。

この包み込むような風味。

僕の愛した鶏白湯スープのコク。


それを見ていた友人が僕に「鶏白湯との別れは済んだか?」と挑発してきた。


戦いが始まる。


燃えるような茜色のチゲスープに具材を放り込む。

肉、白菜、ネギ、キノコ、初めて鶏白湯を食べた時の感動、君と過ごした日々、君との思い出、君との約束、あの日の後悔…

全てをチゲスープの底へ沈めた。

もう思い残すことなど何も無い。

あとは待つのみである。


具材たちに火が通っていく。

友人は手際よく灰汁を取っていた。


運命の時。


自分の取り皿にチゲスープの紅に染まった具材たちを取る。

馨しい香りの湯気が立ち込め、目眩がした。

ゆっくりと口に運び、噛み締める。


その瞬間、世界が変わった。


元々辛いものはあまり得意ではないが、全く嫌な辛味が無い。むしろ心地いい辛さに多少の酸味、具材とニンニクの風味が絶妙なバランスを織り成しているではないか。

僕は若干の放心状態に陥りながらも食べ続けていた。


その放心状態から正気に戻る頃には、僕の片手にセットされていた白飯の茶碗は既に空になっていた。悪魔的な美味さである。


それから暫くチゲ鍋の美味さに感動していたが、友人が提案してきた。


鶏白湯スープとチゲスープ合わせたらめちゃくちゃ美味しいんじゃね…?


天才かこいつは。

早速5:5の割合で調合してみると、これもまた格別な味である。

美味いものと美味いものを合わせたんだからそりゃ美味いよなぁ…と思いながら食べていました。



音楽も同じで、ROCKとJAZZが合わさってフュージョンができたりJAZZとR&B、SOULが合わさってNeo Soulになったりと、色々と混ざりあってまた違うものが生まれてきますよね。


食わず嫌いや偏見などせず少し触れてみると、それまでは感じられなかった面白さや魅力に気づけるかもしれません。


シノノメノソラもメンバーのひとりひとりが違った色を持っており、スタジオでそれらが合わさって今までには無い音が生まれることが多々あります。面白いですね。


そんなシノノメノソラの1stミニアルバム『My romance』は各種音楽配信サービス、YouTubeなどで大絶賛配信中です。

ぜひ聴いてみてくださいね!!!!!!!




このアルバムも、ちょうど1年前の今頃にレコーディングをしていました。

4曲目に収録されている『夏っぽくない夏』をレコーディングしている時には、外で雪が降っていたのを今でもよく覚えています。


個人的に、この『夏っぽくない夏』は不思議と"冬"のイメージが強いんですよね。

旋律も歌詞も淡く、儚い感じがたまらなく好きな1曲です。


リモートカバー動画もYouTubeにて絶賛公開中なので、見たことがあるあなたも、まだ見ていないあなたも、是非1日4回は見てくださいね。

加えてシノノメノソラのYouTubeアカウントをチャンネル登録していただけると幸いです。



今現在、未だ路上ライブやライブハウスなどでの活動が制限されている段階ではありますが、ブログを更新する傍ら様々なことを準備しながらも前へ進んでいっています。

お楽しみに。


それでは皆様も体調に気をつけて、どうか健やかにお過ごしください。



GAKU