山歩きで遭難未遂事件@福岡の背振山
2020.11.23月曜日 勤労感謝の日(祝日)の山歩きで遭難届が出され警察も絡む、遭難未遂。
山道から舗装道路に出てからコンビニまでが、遠く延々夜道を歩いた。
背振山、山頂には航空自衛隊のレーダー基地があるから舗装道路になっているだけで
民家や街灯はなく、
かなり標高が下がった地点では、空き家や別荘地らしきものが、遠くに見えた。
電波が弱く携帯の電話やネットが使えなかった。
山道からまずは舗装道路に出る事を最優先とした。
航空自衛隊のレーダー基地基地がある山なので舗装道路が東西に2本整備されている。
日暮れになった時には舗装道路に出ることができた。
この道を下ればいつかは下界に出れるという確信のみで歩き続けた。
唯一地図(山用アプリの地図)にはGPSで現在地が把握できたし、山の地形も分かっていた。
ただ、舗装道路は延々と長く、徒歩では、延々、、、とという感じ。
疲れてアパート戻って来たのが00:00
背振山(1055m)という山に登ったが、下山は、夕暮れ時になり、山道の夜道は、危ないと、とにかく、下山を目差した結末、佐賀県に降りてしまって、レンタカー返却の予定の時間まで戻れす、捜索願いが出された模様。
家族に東京の地元の警察に連絡が行って「捜索願い」が出された模様。
夜9時頃ようやく、
レンタカー止めた施設に戻ると、警察か3人、、、
福岡県からは佐賀県の山中を5時間位歩いて、ようやく、コンビニを、見つけてタクシーで、レンタカー止めた場所まで戻った。
途中、寒さと、疲労で、足はつり、動けなくなった。
唯一あった、一杯分の粉末ココアを、水無しで、のんで、少し元気になり、下山できた。
今回、舗装道路に出る前の山道の分岐点が非常に分かりにくかった。
目標地点へ行くのに、知らない土地柄なので思い込みはないので
スマホの地図で、分岐点と方向を探したが、なかなか目標の方向に行けなかった。
たぶん4-5回は引き返した。
一度は元に戻ってしまった。この時の精神的ショックは最も大きく、絶望的な気分に。
(日が暮れた直後の山道で、この状況は非常に焦る、、、)
もしここで、怪我をして、歩けなくなったら、本当に遭難していたはず。
今回の
■ 失敗の原因は、
第一に
食料をほとんど持って行かなかったこと。
低い山(300~400mくらい)のときは、逆に菓子を沢山持っていくのに
今回は、レンタカーが麓にあるという安心感からか、
2Lくらいの水と小分けされたココアのスティック状袋を5-6本持っただけだった。
デイバック程度の持ちもので軽装過ぎた。
第二に、高い山を登るときは、やはり登山靴と綿密な下調べがなかった事。
第三は、知らない土地柄(距離感の感覚がない)でありながら下山時は来た道を戻らなかった事。
ここで欲が出た。来た道が簡単すぎたので、難しい道に挑戦する”欲”が出た事。
第四は、一人での高い山歩きをした事。
第五は、300mクラスの山と1000mの山の違いは、山の標高ではなく、
その山のすそ野の広さが断然違うというこを理解するべきだった。
■生還できた理由:
第一に、スマホのGPSで現在地点が分かったこと。
電話やネットは使えなかったが。
山ではスマホ(携帯)で連絡は無理ということ。
関東近くの山なら、使えたかも。。。
第二に、ボアのついた上着を持ち歩いていたので、上半身はかなり暖かだったこと。
(ズボンは寒かった、、だから足がつった、のかも)
皮手袋ももって行ったし、助かった。標高500mくらいで気温がかなり低くなる。
手がかじかんで、スマホのライト(画面表示)をつけるのがつらかった。
省エネモードの設定だからすぐにライトが消えるのも、つらかった。
第三に、自転車用ライトがバッグの中にはあったし(実は使わなかったが、安心感はあった)
スマホのライトは夜道ではかなり明るく、助かった。
警察に懐中電灯は持ってなかったのかと聞かれて、持ってないと答えたが。