1579.正規社員、契約社員、百貨店社員(1)

12．正規社員、契約社員、百貨店社員

百貨店の化粧品売場のビューティアドバイザーは全員がブランドユニフォームを着用しているのでブランドの社員のように見えますが、実は百貨店からの出向社員が混在しています。外面だけでは見極めができません。当然のことですが、ブランド社員はブランド側、出向社員は百貨店が採用・配属・評価をします。また、ブランド社員には正規社員と契約社員があり処遇に差があります。その結果、ビューティアドバイザーの間には仕事に対する情熱度に温度差の違いが生じることは避けられない事実ですが、問題は、お客様の立場に立つとビューティアドバイザーの処遇がどうであるかは全く関係のないことです。これは販売員管理における重要な問題です。

待遇の異なる社員を一つの傘の下で平等に管理することは容易ではありません。特に問題になるのがブランド社員と百貨店社員が一緒に働いているカウンターで、ブランドに対する忠誠心を高め仕事に情熱をかたむけるよう動機づけする必要があります。