あなたは抱かれる女?それとも…
緋の稜線という漫画でこんなシーンがあった。
久しぶりに姉と一緒にお風呂に入った妹が姉の裸を見て、その丸みと美しさに思わず声をかけると、姉が「愛されると女の体は変わる」と答え、妹は大人になることの憧れと不安を抱く。
うろ覚えなので実際の掲載内容と違うところがあると思いますが。つまりここのシーンは
"愛する男に抱かれる女の喜びと美しさ" を語っています。
これがとっても印象に残っていて、ずっと記憶の片隅にありました。
みなさんお心当たりあると思うんですけど、パートナーとうまくいっている女性って綺麗ですよね?それって難しい話すれば女性ホルモンがうんちゃらかんちゃらってなるし、東洋医学的に言えば気血があーでこーでとかってなると思うんだけど(テキトー)、要は
"女性の体は扱われたようになる" ってことだと思うんです。
かれこれ5-6年前、お二方のお姉様たちと初めて一緒に温泉に入った時のこと。
お二人とも、それなりに責任あるポジションを任されていた方々。いつも高いヒール履いて重い荷物持って外を歩き回って、遅くまでお仕事。
お姉様Aは、リラックスでヨガに通おうとしたけど、忙し過ぎて疲れ過ぎて続かなかったとか笑。
でも彼女の体、綺麗でした。特に鍛えてる訳でも、脚が細いとか胸が大きいとか、飛び抜けてスタイルがいい訳でもないんだけど、全体像としてとっても綺麗だった。
お姉様Bは、Aの1つ歳下。彼女の体を見て、私驚いたんです。
太ってるとか、そういうことじゃないんです。
女らしさが皆無。
びっくりするくらいに、女らしさのない体。
その時、緋の稜線のあのシーンを思い出し、冷静に目の前のお二方を比べました。
お姉様Aは、自己肯定感の強い方で、尚且つSteadyなパートナーがいる方でした。
お姉様Bは、明るいけれど自己否定感が強い節がある方で、且つ、酔った勢いで一晩限りの関係を持つことが多い方でした。
(ちなみに二人とも大酒飲み)
「あ、愛されてるかどうかって、マジで体に出るんだ。」
まぁ自分でもパートナーがいる時とそうじゃない時の体の差は感じていたので、わかってはいましたが
ここまで歴然の差を見せられると、なんというか、目を背けたくなるような思いでした。
よくうちの祖母は
「脚はとじなさい!お股の緩い女に見られるわよ!!」
と私が幼稚園くらいの頃からクチすっぱく言っていましたが笑、
脚とじるなんてもんじゃねーわ全身に出るわ股の緩さ!!!!!
と思わず祖母に電話したくなるほどの
衝撃的現実。
それ以降、私は男性と関係をもつことに対して(幾分か)慎重になりました。
これは、複数の方と関係を持つことを否定しているのではなく(実際お姉様Aもお相手は複数いたかと)、
"自分が自身の体をどう扱っているか"
ということ。
自分が本当に自分自身を愛していれば、自分を適当に扱う相手と関係は持たないし、仮に持ったところで後ろ髪引かれて…なんてことは無い。
ただ一時の欲望を抑えられずに…なんてそんなもんただのおこちゃまじゃん。子どもの方がまだ理性あるわな。
それ、興味でも片想いでもなんでもないよね?
後々のある日、私くらいの歳の子達とお姉様Aとお話ししてて、お姉様Bの夜遊びが話題に。その時Aはキッパリこう言っていました。
「あの子30にもなってまだそんなことやってんの?大人になる気ある?」
これ以降、私の脳裏にはこう刻まれたのです。
愛よりも若さが勝る20代、愛しか残せぬ大人の女。
(梨恵蔵、女の体で一句)
僭越ながら、私も経験組なので申し上げると、
自分を大して愛していない内は、どーでもいい男と関係を持てます。その場の雰囲気に流されたりとか、興味本位とか、one way loveとか…(苦し紛れの英語。
でも、本当に自分を慈しみはじめると、そんな男にくれてやるのが惜しくて惜しくて勿体なくて自分自身に失礼極まりなくて、
テメェなんぞとするかボケェ!!!ざっけんなっ!!!離れろ!!!
という判断力が出てきます。
世界にたったひとつしかないあなたの体です。月並みですが、大切に扱ってください。興味本位で関係を持っても綺麗でいられるのは20代までです(切実。大人になりたいのなら、まず自分自身を慈しむことです。
「愛されると女の体は変わる」
あなたは、抱かれる女ですか?それとも、ただのおこちゃまですか?