アルゼンチン音響派の最重要人物【Alejandro Franov】の新作は、アフリカの楽器「ムビラ(親指ピアノ)」がテーマ。
アルゼンチン音響派の最重要人物にして、フアナ・モリーナのプロデューサーとしても知られる【Alejandro Franov】の新作。
シタール、アコーディオン、キーボード、ギター、パーカッション、ボーカルと何でもこなすマルチ奏者で、「音の妖精」の異名を持つ彼が今作で選んだテーマが、アフリカの楽器「ムビラ(親指ピアノ)」。
地球の祖先の象徴バオバブの木に捧げらたタイトル「Baobabs」。
まるで太古の記憶を蘇らせてくれるような、ムビラの懐かしくも美しい楽曲が心に染み入る作品となっています。
つま弾かれるムビラの音の粒は、
大地に落ちる雨音が自然と音楽を奏でているかのようなにも聴こえるます。
<アレハンドロ・フラノフによる楽曲説明>
最初の4曲は繋がっており、2つのパートで成り立っています。
#1 Amanecer #2 De La Creacion - PART 1
創造の夜明け / 水生の歌、キチェ族文化(グアテマラ、メキシコ)とポポル・ヴーに影響された、宇宙の始まり。
#3 Algunos Monos #4 Van Al Arroyo - PART 2
いくつかの猿が小川を訪れる / 小さなジャングルとより多くの部族的な動き、 自然界のすべてを統治する、神性なる祈りのための音楽。
#5 Baobab
私にとって地球の祖先を表すバオバブの木たちに捧げた曲。
#6 Un Pueblo Cercano
とても喚情的で、村を喚起させ遠くからつぶやきが聞こえてくる。この楽曲には道標となる、特別な輝きを感じる。
#7 Kariga Mombe
再び、アルバム「Khali」にも収録したことがある楽曲で、ジンバブエのショナ族のもの。いつも私の手に伝わるムビラの伝統的な楽曲。
#8 Atardeciendo #9 Un Nuevo Dia - PART 3
日没と新しい一日 / 一日の最後と始まりがこれらの楽曲に影響を与えており、人生の最初と最後の周期を表している。
#10 Ocarina
メキシコのセラミックフルートを使用した楽しげなテーマ。この歌にはある一定のカリブのリズムがあります。