実子誘拐横行の社会問題における全体主義
このブログは、息子を拉致され生き別れを強要されて以降、同様態の被害親の参考にしてもらう為に書いてきた匿名ブログだ。実名にする必要が無いから匿名にしただけだが、匿名であるという理由だけで2面性があると曲解し人格否定をする裁判官や政治家、当事者団体もあり、面倒くさいので実名にすることにした。
私は、小島太郎(非ペンネーム、実名)という市民で、特定の社会問題の解決に向け、報道が著しく不足していることから以下のブログや様々なサイトを管理し情報発信をしている。
私は別居親界隈にうんざりして双方向性のあるネットでの言論活動はやめているし、別居親達の会合にも参加しないようにしているが、ここ最近、別居親界隈からの問い合わせや私からの意見表明を求める連絡が多くなってきている。
以下の項目が多い。
- 共同養育支援法の立法活動に再び親子断絶被害の陳情請願が吸収されてしまう不安があるので言論活動を再開して欲しい。共同養育支援法の立法活動に異議を唱えた意見表明が、当時を良く理解されていない当事者達に誤解されているから、説明をすべきではないのか?
- 青本と比喩されているプロジェクトや宗像充氏に対して、邪推に基づく批判が活性化しているのに擁護しないのか?
「1」については、今まで既に十分解説ずみなので、あらためて敢えてする必要も無いし、悪意を持って煽動を続ける輩には何を言っても無駄なので、過去記事を一読いただくように勧めて貰えば良いと思っている。
子どもを連れ去られた親達が反対する共同養育支援法(旧・親子断絶防止法)
「2」については、該当のプロジェクトや該当の方が必要と感じれば、それぞれが反論をするだろうから、ゴタゴタの詳細を知らない私が介入する問題では無いと思う。
詳細を知らないとはいえ、一見する批判には私の言論活動に対しても同じことが言えるものがあるので、その点について、今回は意見表明をする。
議連に意見を述べたというスティグマ
私や私の他に共同養育支援議員連盟の在り方について意見を述べる当事者達は多くいた。その意見内容についてではなく、意見表明をすること自体を批判し、匿名アカウントで嫌がらせにより言論を封じ込めようと、事務局団体役員や会員、議連役員の政策秘書らは躍起になっていた。
異なる意見に対して反論では無く、嫌がらせや曲解した人格否定で封じ込めようという暴力的な全体主義が起きていた。
今、またその風潮が活性化している。以前は、その役を担っていたのは、親子ネット(本体(関東))と中部共同親権の会の一部だったが、最近は、残念なことに桜の会や結の会の一部にもその傾向を感じて居る。
「裁判所実務の運用を変える必要があるのに、裁判所実務の運用を何ら拘束しない理念法(しかも現状維持に法的根拠を与える条文案)で陳情請願を吸収するのをやめて欲しい」という意見表明をする自由は認められるべきであり、議員にたてついた悪しき歴史と曲解され戦犯扱いされている現状は健全な言論活動ができる状況とは到底言えない。
当事者同士が分裂したというスティグマ
議連に都合の良い当事者にならなかったというスティグマの他に、当事者が分裂を繰り返したせいで、問題が温存されてきたという意見がある。分裂しなかったら、もっと早く解決したという意見は正しいのだろうか?
非営利団体代表の発言内容を引用する。
「別居親の団体が分裂分裂を繰り返すから、議員さんたちが、もっと纏まれよといっても無理で、同居親の団体も抜けちゃっうし、面会交流支援団体も関わるのやめたんですよ。好きにすればいいってね。」
(一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センター代表理事、ADRくりあ、一般社団法人あいぼりーりぼん代表理事 古市理奈(ペンネーム)氏のツイートより)
この団体代表の指す時代背景は、DV防止法の悪用保障とハーグ条約加盟時の国内実施法の骨抜きが行われた民主党政権千葉法務大臣の頃のことであろう。「同居親の団体が抜けちゃう」とは、新川てるえさんの団体の元で、当時の当事者団体の事務局を担っていた鈴木章之氏(あっきー)のことだろう。あっきーが千田教授や篠田弁護士らとともに、実子誘拐被害親に対する心無い言論活動をしている様子をみれば、当時の分裂など必然だろう。
父子断絶が、避難では無く嫌がらせである場合には、面会交流を通じた嫌がらせに加担する団体であると認識されないと実効支配親や家族破壊ビジネスの弁護士らの信頼を得ることはできない。
毎月連れ去りを何件も扱うと公言している森法律事務所の弁護士らが、家裁調査官の天下り先以外での面会交流を認めない理由として、別居親達が現場支援に関与していると主張していたことから考えれば、天下り人達の寡占を崩すことができるのは、駒崎氏や赤石氏、親子引き離し弁護士らの面会交流支配市場参入だろう。
拉致被害父親の感情を無視し、実効支配母親の感情に寄り添い、面会交流支配市場への公的予算増を狙う活動をしていても、既に当事者性がばれており思うような恩恵にはあずかれないのではないだろうか。
「相手がこわいもんはこわい。理屈も減ったくれもなく、言葉が通じない、意思疎通ができないのって怖いですよね。受理面談で震えて涙こぼしながら面会交流について決めていくんですよ、みなさん。」
(一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センター代表理事、ADRくりあ、一般社団法人あいぼりーりぼん代表理事 古市理奈(ペンネーム)氏のツイートより)
また、単に当事者同士が纏まらないという理由が批判に値するとすれば、何故、親子ネット関西の活動エリアで桜の会が必要とされたのであろうか。ウェルウェル、ジャスティス、桜の会は何故、袂を分かつことになったのだろうか。子どもオンブズマンから何故、事務局的立場を担っていた人物が飛び出し「子どもの権利と自由の会」などと名乗っているのだろうか。
私はある別居母の運営する面会交流支援団体の現場支援も担っていたが、その団体の代表が「うちでは一年以上続いている支援員は居ない」と豪語し、その理由を尋ねると「私が辞めさせるからだ」と誇らしげに語っていたことを思い出した。その団体の理事を務める臨床心理士の女性は、その女性代表の恐怖政治に過敏に反応する別居父親達の様子を、奴隷みたいだと笑っていた。一般の企業なら社長失格とされるようなことが、当事者団体では横行しているのが現実だ。
当事者団体が分裂したことにスティグマを負わせる当事者達は、世間からは、夫婦関係が破綻した親としてスティグマを負わされているのだから皮肉なものだ。
当事者同士の対立が激しくても成功したイシュー
当事者同士が分裂せず、議員連盟に従順で無ければならないという意見の押し付けは果たして正しいのだろうか。
当事者達に認められずに消えて行った議員立法など様々なイシューで起こっている。特段に珍しいことではないが政治家たちにしてみれば、成立した理念法に関与した数が実績になり問題解決しないでも成立させたいという動機は存在するので、従順な当事者団体は歓迎されるし、従順で無い当事者団体に嫌がらせをしてくれる当事者団体も歓迎される。
法的根拠もなく、実子誘拐被害親から監護権を剥奪したり、不当な親子断絶に泣き寝入りしない様を高葛藤で有責性と判断する立法活動をしたり、実効支配親の脆弱な証拠のみを採用して事実ねつ造したり、虐待とは無縁で強い愛着関係のあった父子に天下り団体での軟禁監視を義務付けたりと、日本の裁判官らの暴走は止まらず、日本の弁護士達に拉致ビジネスと破綻請負ビジネスを動機づけ、子ども達から片親を奪う虐待を促進してきた問題がある。そのような司法腐敗の問題に対しては、裁判所実務の運用を拘束しない理念法は全く無力だ。
とはいえ、理念法が適したイシューもある。例えば、「性的マイノリティへの差別をしないでくれ」という市民活動では、裁判所の実務の運用問題の改善では無く、性的マイノリティへの差別が存在することを社会認知させ、その為の啓蒙予算を取ることが一つの目標となるだろう。そのような性的マイノリティの差別被害を訴える当事者達は、議員立法に対して分裂せずまとまっていたのだろうか。
与党は「LGBT理解増進法案」を提出し、野党は「LGBT差別解消法案」を提出し、当事者団体の一つであるLGBT法連合会は、与党案にも野党案にも納得せず「LGBT差別禁止法」を訴えている。全く纏まりなどないが、前述の通り、いずれにせよ差別が存在することが認められているのだから、成立せずとも議員立法活動が一定の成果をあげている事例と言える。
その全く纏まりの無いLGBT差別問題の活動家から別居親達が纏まらない問題とスティグマを負わされているのだから皮肉なものだ。
「それは共同養育支援法には反対しないという意味ですか?」「そこが割れれば意味ないですよ もはや、反対派ではなく、別居親たちの問題なのに、そこから目を逸らすための共同親権運動になってますね」
(いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン代表、NPO法人「ストップいじめ!ナビ」メンバー、市民アドボカシー連盟代表 明智カイト(ペンネーム)氏のツイートより)
単独親権強要制度の廃止を主張するなという圧力
「青本」と比喩されているプロジェクトが批判されている内容について、単独親権制度は廃止すべきでは無く必要だという意見がある。
単独親権廃止の提言は、古くは後藤富士子弁護士、法務大臣宛てに提出した私のチェンジオルグでの署名キャンペーン、今回の青本と比喩されているプロジェクトがある。
①後藤富士子氏の提言に賛同するが、私のチェンジオルグの署名キャンペーンの単独親権撤廃を批判し妨害していたグループ(親子ネット等)
②私のチェンジオルグの署名キャンペーンには賛同したけれども、青本と比喩するプロジェクトの単独親権廃止を危険視するグループ(結の会等)
➂問題の有る別居親が存在する限り、単独親権制度は存続させるべきだという意見のグループ(桜の会等)
④単独親権廃止の意見表明は、理解されずらいから、選択的共同親権に甘んじろと、単独親権廃止の意見表明自体を批判するグループ(共同養育支援議員連盟役員等)
などがある。
①と②は、社会問題解決では無く、自分が気に入らない人物の言論活動を封じ込めたいだけの欲望に憑りつかれた方達なので、➂と④のグループの意見に対してだけ意見を表明する。
➂に対し:署名キャンペーンサイトでも、解説している通り、既に、民法834条(親権喪失の宣言)と835条(管理権喪失の宣言)があり、有害な親の親権喪失や監護権喪失は出来ます。それでも、民法819条の単独親権強要制度の廃止を危険視するならば、婚姻に関わらず子を持つこと自体を免許制度にする活動でもされてください。
④に対し:言論を封じるのではなく説明をしましょう。筋が悪いと判断しても、批判せずスルーすればよいのです。選択制では解決しないという意見表明をする自由も認めましょう。
難しい話は理解が得られないから批判に値するというスティグマ
ストップイジメのNPOなど自称イジメ問題の専門家に「栗」のアイコンで暗喩され、SNSのおしゃべりの形式で批判されている弁護士は、立法不作為では無く裁判所実務の運用問題であることを懸命に訴えている。SNSの同調おしゃべりの形式で他人の意見を批判することを躊躇わない別居親達は、彼に対する批判や冒涜を活性化させている。傍から見るとイジメに近い。
該当の弁護士は、人数を集めて運動を活性化しても、求めるものが不明瞭であれば成果が出ずに問題が存続する危険について懸命に説明し続けている。法に素人の当事者達であっても全員が、法理から逃避しないことを呼びかけている。
私は、立法不作為も司法不作為も行政不作為もある問題と評価しているので、何か正解が一つ決まっている問題では無いと感じており、多面的な対策が必要と考えているが、「立法不作為で解決すると思っていても解決しない」という提言にも賛同する。
共同親権下で行われている本来違法な子の連れ去りについて、立法不作為がないことは、国会答弁でも、都議会答弁でも、国賠訴訟被告答弁でも、明らかになっている。
しかし、刑法224条は実際のところ機能しないばかりか、そこに法的救済を求めた有責性で貶められる裁判所実務の問題が存在する。
私は、実子誘拐の横行の社会問題が立法不作為では無く、司法行政の不作為である実態を改善する為には、被害親が刑法224条に救済を求めない限り、警察や検察の実務の運用は変わらないことを訴えてきた。私が当事者になった当時は、刑法224条に救済を求めることを別居親団体から批判されてきた。批判というよりは、嫌がらせによる言論弾圧を受けてきた。それは今でも続いている。共同養育支援法全国連絡会会員らは、「刑事告訴教」などと揶揄して「全ての別居親に刑事告訴を勧め、夫婦を破綻させようとしている地縛霊」と曲解し冒瀆し続けている。
「栗」のアイコンで暗喩され批判が煽られている弁護士のケースは、アドボカシー連盟代表が引っ掻き回しているから起きていることでは無く、昔から存在する。
「一人静」氏というペンネームの警察関係の実子誘拐被害親が居た。彼は、当初は共同親権に反対という立場で、実子誘拐を取り締まる立法が必要と訴えてきた。それとともに、実子誘拐被害者が毅然と刑事告訴をしないと、警察や検察の実務の運用が変わることが無いことも訴え続けてきた。彼は、約10年間、親子ネットらの嫌がらせに屈することなく、その主張を続けたが、今年年初に、ついに嫌がらせに嫌気がさし消えて行った。
子どもの連れ去り(実子誘拐)の違法性を理解するツイートまとめ
青本と比喩されているプロジェクトを批判する結の会のヒロチタ氏(ペンネーム)の矛盾も気になっている。「栗」アイコンで暗喩されている弁護士の主張を小難しい法律論の押し付けと批判する彼は、私に対して、別居親達に対して行ったアンケート結果を送ってきた。共同養育支援法の条文案を全く理解していないで期待していることが明かになり彼は嘆いていた。私は相変わらずな別居親達に呆れるとともに、そのアンケート結果を私に示し無理解の危険を嘆いた彼が、「栗」アイコン弁護士の意見を批判している矛盾も気になった。
共同養育支援法の危険性について意見を述べると嫌がらせをされることを知りながら、それを自分ではせず他人に促した挙句に、オレンジ色でまとまってきたと自画自賛している様子には呆れている。
現在の別居親界隈のゴタゴタを象徴している2件のツイートを示す。
前者はオレンジ色、後者は青色だ。
どちらに共感を覚えたかは、説明するまでもないだろう。
最後に、共同養育支援法を批判しても、現在の共同親権運動を軽視しても、別居親団体からの嫌がらせを受けない安全圏に居る土井弁護士のブログ記事を紹介しておく。
追記:
記事をアップした当日直ぐに、最後まで読んで頂いた土井弁護士から連絡があった。「安全圏」にはいられなくなり、確りと記事を読まずに嫌がらせをしてくる方達の被害に遭われているとのことだった。
「嫌がらせを受けない安全圏」と書いたことを訂正します。