U-12 九州ジュニア
【大会】九州ジュニア
【日時】12月12日(土)
【会場】雁の巣D
【試合】
姪浜 VS 壱岐
0-7
コロナ渦で大幅に減った今年度の数少ない貴重な公式戦。
しかももしかしたらこれが6年生にとって最後の公式戦になるかもしれないという大切な一戦。朝の集合時、そして試合前の準備中と6年生5人の表情からは「勝ちたい」「やりきろう」という今日のこの1試合にかける静かな闘志がふつふつと感じられ、いつもとは違う緊張感がそこにはありました。
試合前に6年GKカイトとDFハルトが5年FWアキラに「1点取ってくれ、俺たちは0に抑えるから」と声をかけていました。この会話が想いの全てだったように感じます。
強豪の壱岐を相手に前半開始早々は五分の戦いを見せてくれました。チームとしてそして個人としても実力差はありましたが、“試合にかける思い”では圧倒していたように思います。敵陣で何度か良いカタチを作れた時は「おっ、もしかしたら…』という期待が頭の中を一瞬よぎりました。しかしそれが相手の本気モードを引き出したのか、1点…、そしてまた1点…とゴールを奪われ、前半を終えた時には0−4と大きく差を広げられていました。
それでも応援していた私たち親に悲壮感は無く、後半も何かを期待しているような感じすらありました。それは諦めずに声を掛け合い、真剣にボールと相手を追っている子どもたちの姿を目の当たりにしていたからでしょう。
後半が始まり、また少しずつ点差が広がっていきましたが、諦めずに必死になって『なんとかしてやろう』という6年生の気迫とそれに応えようとする出場した下級生の姿は実にたくましく眩しく見えました。途中あとほんの少しでゴールラインを割るような実に惜しいコーナーキックからの攻めがあったり、自分たちの攻めのカタチを出せたり、劣勢の中でもゴールを奪おうとする姿勢、想いだけは最後まで見せ続けてくれました。
もちろん勝った笑顔も見たかったですが、この最後まで諦めずに自分たちのサッカーをやり通そうとする姿勢を見せてもらえたことを、6年生を始めとする子どもたちに感謝したいです。
ありがとう。
この自分に負けずに戦う6年生の姿を、すぐ横のベンチで出場せずに観ていた5年生にも感じ取って、これからの自分に生かしていって欲しいと思います。
5年 江島