寺山修司の短歌 61 めつむりて
2020.12.14 05:33
めつむりていても濁流はやかりき食えざる詩すらまとまらざれば
「めつむりていても」は、空想の世界でもという意味だろう。
「速い濁流」は、予期せぬトラブルに見舞われ、思い通りに物事が進まないことの比喩。
(現実問題として)売れない詩すら上手くまとまらないのだから、たとえ空想の世界であっても、(予期せぬトラブル等で)物事が思い通りに進まないのは当然だ。
by 寺山修司(てらやま しゅうじ)
青森県出身の歌人、劇作家
演劇実験室「天井桟敷」主宰
言葉の錬金術師、昭和の啄木などの異名持つ