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ブーケ_花とギフトの店 ARNE

御目文字

2016.09.04 11:42

【word】

高田郁さんの時代小説(文庫)『あきない世傳 金と銀』の2巻が発売され、

スグに、板宿の井戸書店さんにお願いし、早速読了。



そのあとがき代わりのあきない講座で
「御目文字」という言葉に出会いました。


みなさん、使われたことはありますか?

私は16年?もう少し前でしょうか?
フラワーデザインの勉強をしに毎月新幹線で通う覚悟をし、藤沢へ出かけた時、
金沢から来られていた素敵な先生から初めて聞いた言葉でした。

その方は、金沢でそれこそお大名の時代から続く花屋の先生で、
いつもお別れの時には
「また来月御目文字を」とご挨拶下さいました。

違和感もなく、普通にお話しされるその言葉を
私は、すっかり金沢の国言葉なのかと思っていましたが、、。



高田郁さんは、兵庫県宝塚市のご出身です。
不思議に思い、辞書(大辞林)を調べてみると、

近世、女性が使う言葉として、ちゃんと出ていました。

御目文字(オメモジ)

〔お目にかかる意の文字詞。もと近世女性語〕 お目にかかることをいう女性語。 「一度-いたしたく…」


衝撃です。
とても耳に心地よく、丁寧さが伝わってくる言葉であるにもかかわらず、

他では耳にしたことがありません。



おそらく、、私が使うと違和感があるでしょう・・。

いつか自然と使えるようになりたい、、と、ひとつの目標になりました。



高田郁さんの小説『みをつくし料理帖』もどうぞ。



今日もありがとうございます。
花とともに
KAMOE&ARNE

にしむらゆき子