二十四節気ヨガ 「大雪 鱖魚群」

大雪 鱖魚群(さけのうおむらがる)
鮭が群がって川を上る頃。
鮭は川で生まれて、大海へ旅立ち、そして産卵のために生まれた川に戻ってきます。
母川回帰というそうですが、なぜ自分の生まれた川へ戻れるのかははっきりとわかっていないそうです。長い長い旅の行程は神秘とロマンに満ち溢れていますね。
そろそろ、おせち用の新巻鮭を見かけますが、お年取りのお魚は地域によって色々違うようですね。
ちなみに子供の頃の我が家ではおせち用には鰤の塩焼きを用意し、新巻鮭は保存食という感覚でした。
おせちに飽きた頃、ご飯とお味噌汁と鮭の塩焼きという普通のご飯をいただいたり、
父が腕をふるって鮭の粕汁を作ってくれたりしていました。
気になって調べてみたところ、糸魚川静岡構造線という日本の文化を東西に分ける境目で、
東が鮭、西が鰤、と大まかに分かれるそうです。
私の両親は長野県出身なのですが、ちょうど糸魚川静岡構造線が分割するように走っているので、鮭も鰤もありだったのでしょうね。
皆様のお宅のおせちの年取り魚は何でしょうか?
今年はコロナも収束せず、今までにない年越しになりそうですが、私自身は例年とあまり変わらず、冬仕事を楽しんでいます。
写真は恒例の柚子仕事。
柚子胡椒、柚子ポン酢、塩ポン酢、そして今年は母のリクエストで柚子茶も作ろうと思います。
柚子の香りに包まれて、今日は
下向きの犬のポーズ「アドムカシュヴァーナーサナ」Downward-Facing Dog

体の血液循環を良くし集中力を高め、疲れが取れ、心身に生気が蘇るポーズです。
他にも血圧の改善、腰回り肩甲骨周りの柔軟性を高め、心身のバランスを整え、ストレスを軽減する効果があります。
このポーズは太陽礼拝の中やパワー系のヨガの中で、お休みのポーズ、と言われることもありますが
え?全然休めないよ、と感じる方も多いと思います。
肩や腕が伸びない
腰が辛い
足背面が伸びない
手首が痛い
など人それぞれだと思います。
ヨガのポーズには完成形はなく、
自分自身が気持ちよく感じるポーズ
心地よい伸びを感じる位置
それは人それぞれ違うので色々試してみたください。
四つ這いから無理のない位置まで膝を持ち上げてみたり
手のひらは5本の指に均等に力が入るように大きく開き、手首だけに体重がかかるのを防ぎます。
それでも手首が痛い場合は椅子を使いつかまって少しずつ後ろに足を引いて行ってみます。
腰を伸ばす事に重点を置くのであれば膝は曲げて踵を浮かせるとよいでしょう。
ふくらはぎの筋肉は深層筋のヒラメ筋は膝下から踵へ
表層の腓腹筋は膝の上から踵へ繋がっているので、
膝を曲げるとヒラメ筋、伸ばすと腓腹筋が伸びます。
また、手の下にブロックや雑誌など置いて高さを出してもいいですね。
このように、色々試して自分に合ったポーズを見つけてください。
その日の調子や練習が深まる事により、他の形の方が心地よく感じることもあると思います。
体は日々変化しているので
自分の体が、どうしてほしいのか、
どこを伸ばしたいのか、
どうしたら気持ち良いのか、
聞いてみましょう。