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日光表連山 女峰山登拝 霧降高原~二荒山神社

2020.12.15 03:37

http://jinjyaanahibi.jp/originatedistab/2018/07/28/nyohosan/ 【日光表連山 女峰山登拝 霧降高原~二荒山神社】より

女峰山は自然の力が強く簡単には登れない特別な山と思っていました。以前馬立から少しだけ女峰山を登りかけたのですが、その時もそのような別格の山だという感覚をもちました。しかしいずれはタイミングを見計らって女峰山に登るつもりでいました。そうした中、6月下旬に大真名子山、小真名子山を登拝した時の経験から女峰山が身近に感じられるようになり、今なら女峰山に登っても問題ないと感じるようになったので7月中旬に登ることにしました。

女峰山の登山路を調べた結果、霧降高原、富士見峠(*1)、馬立(*2)、行者堂などから登れることがわかり、この内、無難に最も一般的な霧降高原から登ることにしました。

(`1 富士見峠へは志津峠方面などから向かう)

(*2 馬立には志津峠方面から、または寂光の滝・裏身の滝から向かう)

登山の方針として、初めて登る山、通るルートなのでゆっくり慎重に歩きました。人が多い方が道に迷わないだろうと思い、日曜日の登山としました。

当日は、日光市の最高気温が34℃と高め。水分は多めにと思い、500ml×2、600ml×1、黒豆茶280ml×1を持ちました。結論をいうとこの量では全然足りず、途中の水場で補給することで充足しました。500mlの内、1本はいつものようにTOPVALU尾鷲熊野の天然水、もう1本は普段からよく飲んでいるエビアンを購入。たまたま近くにあった自販機が伊藤園だったのでエビアンの水だったのですが、これは失敗でした。ぬるくなったエビアンは、体力を使った体には飲みにくかったです。登山には不向きだと思いました。黒豆茶も登山時はおしいくなかったので、登山にはくせがない麦茶、ほうじ茶がよいのではないかと思うようになりました。

以下、霧降高原からの登山記です。

霧降高原 8:25頃 出発  霧降高原 丸山  霧降高原 階段

暑そうな日だったのでばてないよう、階段はゆっくり呼吸が乱れないようにあがりました。霧降高原の階段は蹴上げが低めで、踏込みが大きかったので、駅やビルなどの階段と比べてとても歩きやすかったです。そのお陰で疲れませんでした。この階段の設計が好きです。設計した人には感謝です。

霧降高原 小丸山1601m 小丸山 9:00頃通過 霧降高原 分岐 右:丸山 左 赤薙山、女峰山   しばらくは歩きやすい尾根筋の登山路が続いていました。

赤薙山へ 角度によってはガスが出ていました。

開けた尾根筋のトレイル歩きのあとは、そのうちに赤薙山山頂へと続く樹林帯のやや急な上り坂になっていきました。(写真なし)樹林帯を登ると赤薙山山頂に到着です。

赤薙山 山頂到着2010m 赤薙山神社10:00頃到着

赤薙山神社は日光二荒山神社の管理です。こちらでのお詣りは癒しの気配でとても気持ちがよかったです。祝詞をとなえました。休憩はせず、すぐに出発しました。赤薙山を出て奥社跡に向かいました。赤薙山から奥社跡へは少し下りや平坦はあるものの、登りか多かったと思います。

奥社跡 10:50到着 奥社跡を出ると、暫く下った後、一里ヶ曽根へ向けての登りだったと思います。

奥社跡~一里ヶ曽根 到着 11:35頃

一里ヶ曽根

一里ヶ曽根にはスペースがあったので、昼食としておにぎり1個をとりました。出発しようと思ったら、下りの道がガレ場に続いていているように見えたが、それで合っているのか自信がなかったので、誰か来るまで休憩かねて待ちました。女峰山方面から来られた方が現れたので先に進めました。11:50頃一里ヶ曽根発。

一里ヶ曽根からは一旦、暫く下ったあと、女峰山へ向けての登りが主体だったと思います。

一里ヶ曽根 下山一里ヶ曽根から下った恐らく底部の場所女峰山 水場

水場

水場は登山道からわずか20mのところでした。ちょうど1本ペットボトルの水があいたので、満タンにくみました。冷たくて美味しい水で元気がでました。かなり暑かったので助かりました。今、思い返すと、顔や首筋に水をかけてクールダウンしてもよかったです。

向こうの方は、山が平坦に続いていて、山ばかりでした。あれだけ長い稜線だとよほど山が好きでないと無理でしょうね。

女峰山 細めの登山道部分

上の写真は登山道の幅がせまくて、足を踏み外すと滑落する場所です。今の季節はよいですが、雪の季節などは要注意だと思いました。

ぐっと近づいていました。

このようにガスが出てくることもありました。すごくトンボが多かったです。でも、トンボでよかった。トンボは多すぎで頂上で休んでいるときになど、体に止まって来ました。

登山道(トレイル)は、歩きやすく気持ちよかったです。

女峰山の登山道ではときどき、いいにおいがしました。何のにおいなのかよくわからなかったのですが、ときどきふっとにおう感じです。いいところだな~と思いました。

ほぼ頂上まで来た。女峰山神社到着 13:10

女峰山までケガもなしに来れて大感謝のお祈りをしました。また、特に下りのガレ場のガスで道がわからなくなるのが心配だったので、道迷いなく道がわかるようお願いしました。

女峰山 山頂

女峰山山頂まで来れてほっとしました。達成感等のような感激はわきませんでした。目標としてきた山なので、何とか責務を果たせた安心感とともに一つの通過点だと思いました。いずれまたここに来ることになると思いました。この山ならば何回でも来たいです。女峰山は厳しい山だと思ってきたのですが、大変穏やかで陽だまりのような優しさを感じました。この日は風もほとんどの区間で無風に近かったです。

体の方を自己点検しましたが、ゆっくり歩いてきたので筋肉はある程度疲れていても、余り疲労感はありませんでした。暑かったので塩分を補給する意味でもと思い、食欲はなかったですがサンドイッチを無理やりお腹におさめました。またこのときサプリを飲んだのですが、グルタミンなどに加え、つい何も考えずに一緒にエキナセアも飲んでしまいましたが、これは失敗だったかもしれません。どう失敗だったかは後ほど書いています。

女峰山 唐沢方面へ下山開始 13:25頃

心配していたガレ場のガスでした。やっぱりでたかと思ったのですが、すぐにガスはどこかにいってしまい助かりました。女峰山の神様に感謝。

ガレ場が終わり、樹林帯に入った。

体がかぁっと熱くなってきたので、樹林帯の日陰で長時間(20分ほど)休憩しました。これって熱中症なのではと思いましたが、特に気分は悪くありません。ただ体が熱いだけで、気温も高いので放熱ができません。こういうときに、登りの水場で飲んだ冷たい水があればありがたいのですが・・・。この時、ぱっと思いついたのが、この体が熱いのは疲労対策で飲んだサプリのうちのエキナセアが一因ではないかということ。また、グルタミンも体を暑くする作用があります。エキナセアは気分をはっきりさせたり、頭痛や肩こり対策になったり、免疫向上であったりと大変有用なサプリで外出時は常に持ち歩いているのですが、酷暑の夏場の日中は今後飲むのは控えようと思いました。

女峰山 箱石金剛 箱石金剛とは、どういう意味なのだろうか。修験っぽい名前だ。

女峰山 下山女峰山の下りはなかなか太ももの筋肉を使いきつかったです。

霧が出て日光が少なくなったのでありがたかったです。もし大陽が強く照りつけてきたら熱中症っぽくなって体調が悪くなっていたかもしれません。女峰山の天候の変化に感謝です。

霧の女峰山霧で眺望はないですが、こういう光景も山っぽくて好きです。

女峰山 下山 くさり場

道が狭くて岩がせり出しているので鎖を持って通る必要がある場所でした。

苦しけりされど登りたし  14:55頃下りだったので余り苦しくはなかったです。

女峰山 黒岩 15:00頃 女峰山 下山

↑黒岩の反対側だったと思います。女峰山 黒岩付近

このすぐ向こう側は切り立った崖になっていると思いますが、怖がりなので近づかないようにしました。落ちたら間違いなく命はないところ。

笹の単調な道があきれるほど長く続きまして、かなりの忍耐力がいりました。笹薮がやや多いところは走り抜けました。

下っても下っても永遠に続くのかと思うような下山でした。

笹の道が終わると、樹林帯に入りました。

↑林の中の道はここで一旦終わり、林道のような道路に出てきました。久しぶりの人工的な道路でほっとしました。もう樹林帯の中を歩くのもいやになっていたので、暫く道路を歩いてみたら変な方向に曲がっていったので結局また20分ほどの距離をロスして戻りました。そしてまた暫く樹林帯を歩きました。最後の方はだれてしまってゆっくり歩きました。

行者堂 17:20

行者堂に着き、ここまでで一応登山道は終了です。何とか歩き通せました。行者堂はすごい霊気の場所でした。周辺は巨木だらけで、このあたりがいかにパワースポットであるかがわかります。

女峰山まとめ

今回の登山は、結局9時間もかかりました。これまでで最長です。往きは霧降高原から赤薙山などを経て女峰山に至りました。下りは唐沢、黒岩を経て二荒山神社方面行者堂へのコースをとりました。

霧降高原から女峰山までは明るい雰囲気の変化に富んだ登山道でとても歩きやすく快適でした。

下りのコースはぐっと人が少なくなり、長時間に渡り静かに自然と対峙する厳しい行者向けっぽい雰囲気でした。女峰山から黒岩くらいまでは変化があってよかったですが、それ以降はなかなか大変でした。笹の道が延々と続いたのとじめじめした道もあり、高度が下がるにつれ虫が多くなりました。太ももの筋肉が苦しくなってきたのもあり、総じて下りはきつかったです。

全体を通して思い返すと、女峰山の登山は歩き応えがあって魅力がありました。女峰山山頂付近の登山道でいいにおいがしたことも印象に残っていました。次回は女峰山山頂から帝釈山方面にも向かってみたいと思います。