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久良木夏海 Kuraki Natsumi Official Site

噺館のこと。

2020.12.15 14:13

山形も初雪が降り、本格的な冬となってきました。 


 今回の会場の山辺・噺館(はなしごや)の事を少し。


 11月にオープンしたばかりのこちら。 

 小屋主の峰田さんは長年「どんぶり亭」と言う落語会を主宰され、 

 山形で聞けるなんて!と言うような大物の落語家さんや、

東京でチケットのなかなか取れないような人気の方を次々招いて、

いつも満席の人気の落語会です。


 元々明治大学の落研に所属され、あの立川志の輔師匠から一目置かれている方。 


 3年ほど前から落語好きになり、山形じゃ落語聞けないだろうなぁと思っていた私も、 

人伝にどんぶり亭の事を教えてもらい、それからすっかりファンに。

 (ビジネス趣味にしたくないので、落語のことはあまりここには書かないよう努めていますw) 


 その後峰田さんが館長を務められていた、 

「山辺ふるさと資料館」で和ろうそくと時代雛にかこまれた蔵の中で、

演奏をさせてもらいました。 


その時のイベントへかける情熱や、演奏者が気持ち良く弾けるような心配り、 

良いものを届けたい、並外れた思いを感じました。 


 その打ち上げの席だったか、噺館の図面を見せて頂きながら、

新しい小屋への熱い思いをお聞きしました。 

 その時は正直、また夢みたいなこと言っちゃってーと、話半分で聞いていましたw(ごめんなさい) 


 その後間もなく、あれよあれよと建設がはじまり、気づけば建物が出来上がり! 


 しかしコロナ渦直撃で、東京から落語家さんを招く事も難しく、

イベントも思うように出来ない前途多難な船出。。

 でも出来ることからやっていきたいと、今回演奏の依頼を頂きました。 


 チェロの曲の中で、最も落語に近いと言われているバッハのチェロ組曲。 

そして間近で聞いてこそ良い、バッハのチェロ組曲。

 これしかないだろう、ここで弾きたい、と思いました。


 ここ2年くらいなんとなく妄想していた事を、具体的に初めて企画書と言う物を書いて提出しました。 


 そんな噺館。 どんな所か動画で少しだけ皆様にご紹介です。