噺館のこと。
山形も初雪が降り、本格的な冬となってきました。
今回の会場の山辺・噺館(はなしごや)の事を少し。
11月にオープンしたばかりのこちら。
小屋主の峰田さんは長年「どんぶり亭」と言う落語会を主宰され、
山形で聞けるなんて!と言うような大物の落語家さんや、
東京でチケットのなかなか取れないような人気の方を次々招いて、
いつも満席の人気の落語会です。
元々明治大学の落研に所属され、あの立川志の輔師匠から一目置かれている方。
3年ほど前から落語好きになり、山形じゃ落語聞けないだろうなぁと思っていた私も、
人伝にどんぶり亭の事を教えてもらい、それからすっかりファンに。
(ビジネス趣味にしたくないので、落語のことはあまりここには書かないよう努めていますw)
その後峰田さんが館長を務められていた、
「山辺ふるさと資料館」で和ろうそくと時代雛にかこまれた蔵の中で、
演奏をさせてもらいました。
その時のイベントへかける情熱や、演奏者が気持ち良く弾けるような心配り、
良いものを届けたい、並外れた思いを感じました。
その打ち上げの席だったか、噺館の図面を見せて頂きながら、
新しい小屋への熱い思いをお聞きしました。
その時は正直、また夢みたいなこと言っちゃってーと、話半分で聞いていましたw(ごめんなさい)
その後間もなく、あれよあれよと建設がはじまり、気づけば建物が出来上がり!
しかしコロナ渦直撃で、東京から落語家さんを招く事も難しく、
イベントも思うように出来ない前途多難な船出。。
でも出来ることからやっていきたいと、今回演奏の依頼を頂きました。
チェロの曲の中で、最も落語に近いと言われているバッハのチェロ組曲。
そして間近で聞いてこそ良い、バッハのチェロ組曲。
これしかないだろう、ここで弾きたい、と思いました。
ここ2年くらいなんとなく妄想していた事を、具体的に初めて企画書と言う物を書いて提出しました。
そんな噺館。 どんな所か動画で少しだけ皆様にご紹介です。