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寺山修司の短歌 70 人生は

2020.12.15 21:13


人生はただ一問の質問にすぎぬと書けば二月のかもめ 


「人生はただ一問の質問にすぎぬ」と書いたら、二月のかもめになった。


「二月のかもめ」は、厳しい冬でも自由に大空を舞うカモメへの憧れを暗示。


「人生の何たるか」などと、小難しい理屈を並べる前からカモメは大空を舞っている。

自分も二月のかもめのように、たとえ厳しい環境にあっても自由に羽ばたいていたいものだ。


by 寺山修司(てらやま しゅうじ)  

青森県出身の歌人、劇作家   

演劇実験室「天井桟敷」主宰   

言葉の錬金術師、昭和の啄木などの異名を持つ