水の都 宇都宮
https://ameblo.jp/daizunoyakata/entry-11873653964.html 【水の都 宇都宮】 より
先日、宇都宮大学附属小の総合学習のゲストティチャーとして招かれ、小学五年生の子供達に「水」をテーマにしたお話しをさせて頂きました。
実は、宇都宮の水は全国的にも美味しいと有名(水道水は全国4位に選ばれています)。豆腐作りにおいても水はなくてはならないものですし、美味しい水がなければ美味しい豆腐を作ることはできません。
こういった機会は今までなかったので、私自身、小学生を目の前にしてきちんと水との関わりを話すことができるかと正直不安でしたが、私の話だけでなく子供達が積極的に質問してくれたりと、和やかな雰囲気のなか授業を終えることができました。
もちろん豆腐作りだけでなく、人間が生きるうえでも水はかけがえのない大切な資源です。今回の授業をきっかけに、宇都宮の恵まれた水環境に触れた子供達なら、この先もきっと自分達が住むこの宇都宮の水をきれいなまま保全していってくれるだろうなぁと、なんだかほっとしました。
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000151057 【レファレンス事例詳細】より
江戸時代頃あったという、「宇都宮の七水」について、記載がある資料が知りたい。
回答(Answer)
以下の資料に記載がありました。
・『栃木縣史 第11巻 史蹟名勝編』(田代善吉/著 臨川書店 1972)p189-191
※下野史談会 1938刊の復刻版
p188に「宇都宮市には昔より誰言ふとなく、七木、七水、八河原と言ふ名称を並べて名所の一つにしてゐたことがあつた、明治時代より殆んど廃れて、名のみ残つてゐるに過ぎない」との解説があります。さらに、「明治の御代となつてからは、水は涸れ、或は井戸は埋められたものもある。」と述べられ(p189)、「池上の虹の井」「馬場の井」「石町の井」「亀井の水」「明神の井」「瀧の水」「慈光寺の天女水」の7つを挙げて説明されています。ただ、「以上の外に池上町の虹の井、亀井水、明神の供水、馬場先、瀧の井、新町口の嘶の清水、慈光寺の天女水、東石町の芝田の井などを七水と云ふ説もある。」とも述べられています(p191)。
・『宇都宮の歴史 増補新版』(徳田浩淳/著 落合書店 1979)p338
「池の井」「馬場の井」「東石町の井」「亀井の水」「明神の井」「滝の井」「慈光寺の天女水」の説明があり、「右の外に、嘶の清水(南新町口にあった)を加えて慈光寺の天女水を除いたもの、池上町虎屋の井を入れたもの、延命院の地蔵水など、清泉が何カ所かあった。」と述べられています。
・『宇都宮城物語』(福田三男/著 下野新聞社 2007)p98-99
「池の井」「馬場の井」「亀井の井」「明神の井」「滝の井」「東石町の井」「天女水」の7か所を挙げ、「嘶の清水」が入ることもあるとの説明があります。
・『下野伝説集 追分の宿 改訂増補版』(小林友雄/著 月刊さつき研究社 1976)p122-124 「虹の井」「馬場の井」「鏡の井」「亀井の水」「明神の井」「滝の水」「天女水」を挙げ、名前の由来や場所の説明があります。
・『あの町この街 第1-14号』(随想舎/編、発行 1986)※合冊製本
各号、一枚もののリーフレットです。「うつのみや史跡・文化財探訪」というタイトルの地図が各号に掲載されており、この中に七水の一部の所在地が示されています。
https://blog.goo.ne.jp/uhanatabi/e/f71777831ec1ec27ac7c2158e6cdf61d 【七木 七水 八河原】 より
江戸時代の宇都宮で「七木 七水 八河原」(しちぼく、しちすい、はちかわら)と言われてた名所が有ったとの事で、調べてみました。
七木(残っていない)
1.明神の塩釜桜(二荒山神社) 2.普賢堂の桜(東勝寺パルコの所)
3.日光堂の薄墨桜(二荒山の下宮に有った) 4.化桜(城内中御門の所)
5.亀井榎(亀井の井のほとり)下河原町 6.松が峰のケヤキ
7.地蔵堂門の藤(城内地蔵門外側、地蔵堂のみ)
七水
1.池の井(大手門脇に有ったという、残っていない)
2.馬場の井(馬場通り二丁目付近、残っていない)
3.亀井の水(下川原、常念寺前) 4.明神の井(二荒山神社)
5.滝の井(滝谷町、瀧尾神社内 滝の権現)
6.東石町の井(元石町通り付近、残っていない)
7.天女水(慈光寺、池のみ残る)
八河原(田川)
1.上河原 2.中河原 3.下河原 4.北河原 5.七里河原
6.最上河原 7.仙阿弥河原 8.生霊河原