お客様の「ご予算」は正解か?
先日、リフォームコンパス東京表参道店にI様がご来店くださいました。
I様は以前にご相談にもお越しいただいており、その際にリフォーム会社を3社ご紹介させていただき、
この日は会社を決定する上でのご相談、という形でお越しいただいておりました。
まずは各社とのお打合せの様子をお伺いしたのですが、
一緒に暮らしていらっしゃるお母様のご意見などもあり、
プラン自体についてもいろいろと変更なども出ていたようですが、
1社はその時点でプラン訂正も依頼されなかったそうです。
というのも、当初伝えられたご予算をベースに提案や見積りがされており、
お気に入りの住宅設備機器を選んだりすることができない、と感じられたのです。
実はご要望の段階での「予算」というのは、難しいところがあります。
お客様の中には、資金的な都合で上限としてここまでしか掛けられない、
という意味での予算感を持っていらっしゃる方もおれば、
どれぐらいかかるのかもまったく分からないし…と漠然と予算をイメージされている場合もあります。
そして、お打合せを進めていく中でやりたいことやご要望が増えて
予算の枠が上がる場合も珍しくはありません。
そして、どれが正解ということもまた、大型のリフォームの場合には言い切れない部分もあるのです。
リフォーム会社の担当者さんには、そういった要素を打合せの会話の中からくみ取り
丁寧に、お客様に寄り添った形で提案する姿勢が求められます。
I様はこの時点で2社にしぼっておられましたが、
その後お母様とご検討されるということで、後日結論としてご報告をいただきました。
結果的には見積り金額だけではもっとも高い会社でした。
もちろん、ただ単純に高かったというだけでなく、
I様のご希望に丁寧に寄り添った提案をしてくれたその姿勢と、
工事の施工面での様々な写真を見せてくれたり、
打合せの過程をしっかりと記録に残して共有してくれたことなどが決め手になった様でした。
I様の場合、ローンでのご計画ということもあり、
月々の返済額から逆算したときのリフォームに掛けられる費用というのが、
当初お伺いしていたご予算よりも少し上振れした、ということなのです。
I様はこれからが本格的な打合せ、ということで
リフォームして素敵なお家になるのを楽しみにしていらっしゃるご様子でした。
ぜひ機会があれば、私も拝見できればと思います。
I様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura