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【カメラ部】露出を学んで、明るい写真を撮る!

2016.10.15 15:00

一眼レフ初心者が少しずつカメラの使い方を学んでいくカメラ部です。 目指せ!一人でスタイル撮影!を目標に試行錯誤しながらカメラと向き合っていきます。 


 


こんにちは、W.O.P!編集部の池田です。

前回の記事では、ホワイトバランスの調整について学びました。


目で見た色味と、シャッターを切った後の色味がなんか違う…


そう感じたときは、ホワイトバランスを操作してみましょう!


ホワイトバランスの操作で写真の雰囲気はガラっと変わりますね。





さて今回は写真の明るさに関わってくる

露出

について学びたいと思います。




いや~、明るい写真っていいですよね!


私、明るい写真が大好きなんです。


例えば、

こんなのとか



こんなのとか



こんなのとかね。



物や人の色がパキっとわかる、そんな明るい写真が好きなんです。


好みの話になってしまうので賛同いただけるかわからないですが、


とにかく私は明るい写真が撮りたいんです!



いままでオートで撮影していて、一番うまくいかなかったのがこの明るさの問題…


白バックで撮影しているときに、目で見ているような明るさにならずに、なんかくらーい写真になってしまうことがほとんどでした!


目で見た明るさの写真が撮りたいのに!

オートは全然叶えてくれない!!




そうオートに当たり散らかしてしまうこともありました。



しかし、オートを封印している今。

自分で撮りたい明るさを調節して撮るしかありません。


やってやります。

明るい写真を撮って見せます!!




明るい写真は「露出」次第



明るい写真を撮るためにはまず、露出を理解しなければ始まりません。


露出とは

露出を簡単に言うと「写真の光の量」です。

この露出(=光の量)を調整することで、明るい屋外でも暗い写真や、夜の室内のような暗い場所でも明るい写真にすることもできます。


そしてこの露出(=光の量)を決めるには3つの要素が関わってきます。

この3つの要素を操作することによって、自分の好みの明るさの写真を撮ることができるのです。



露出の決め手3要素

1.絞り

2.シャッタースピード

3.ISO感度


この3つの要素の組み合わせで写真の明るさや仕上がりが変わってきます。

逆にカメラはこの3要素をしっかり理解すれば、思い通りの写真を撮ることができます!


それではこの3要素が露出にどのように関わってくるのか、次から見ていきましょう。



1.絞り


絞りは前に学びましたね。

絞りはレンズの通り道の大きさのことで、この通り道の大きさを調節することで写真のボケ感が操作できるものでした。


絞りはボケ感の他に、明るさにも関与してきます。


絞りはレンズの光の通り道なので、これを開くと沢山の光を取り込みむので写真は明るくなります。

逆に、絞ると少量の光しか取り込まないので、暗くなります。


試しに絞りの量(=f値)だけを操作して明るさを比べてみましょう。


シャッタースピードは1/125

ISO感度は2000

の同条件で撮ります。


f値2.8

やや暗めな写真ですが、これはこれで哀愁がある感じの写真に仕上がりました。



f値5

先ほどの写真よりも絞って撮ると…

絶望的に暗い写真になりましたね。

「リストラ宣告」というタイトルにします。



f値を開く=明るくなる

f値を絞る=暗くなる

ということがわかりました。



2.シャッタースピード


シャッタースピードも前回学びましたね、その名の通りシャッターが開いている時間のことです。 

 シャッタースピードは1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。

カメラのこんなところに書いてある数字です。  

これはシャッタースピードが1/200ということになります。  



さっそくシャッタースピードだけを操作して写真を撮ってみました。


シャッタースピード1/125

びっくりするくらいおじさんにピントが合っていませんが、今注目すべきなのはそこではありません。 写真はまあまあの明るさですね。



シャッタースピード1/2000

またもや絶望的に暗い写真に仕上がりましたね。

ピントも合っていないですし、完全な失敗作品ですね。



シャッタースピード遅い=明るい写真 

シャッタースピード速い=暗い写真  

になることが分かりました。




3.ISO感度


ISO感度(いそかんど)とは、簡単に言うと光に対する敏感さの数値です。


感度が上がるにつれて、少ない光量でも光を感じられるようになります。 

しかし、感度が上がると光以外のノイズも光と認識されてしまい画質は低下してしまいます。


分かりにくいので、図で示すとこんな感じです。

暗いところで手ぶれを少なく写真を撮るにはISO感度を上げればよい

ということですね!



ISO感度はこんな風に表示されています。

ISO200、400、800、1600、3200というように数値化されています。



ISO感度とノイズの関係を実際に写真を撮って比べてみました!

今回はこのツルツルのshu uemuraのリップを被写体にしました。



ISO感度200

リップの光沢感とツルツルとしてそうな感触が伝わってきますね。

線がくっきりと映し出されています。



ISO感度3200

かなり感度を上げて撮ったところ、ノイズが入ってしまいました。

ツルツルしているパッケージが、ガサついて光沢感が失われた写真になりました。



ISO感度を上げるのが一番簡単に明るい写真を撮る方法ですが、上げすぎには注意が必要ということが分かりました。




明るい写真を撮る方法はたくさんありましたが、その一長一短をキチンと理解して操作することが大事です。


明るく撮りたかったら

1.ISO感度をあげる

2.ISO感度を限界まで上げて、それでも暗かったらf値を小さくする

3.それでも暗かったらシャッタースピードを遅くする


というような操作をするのが良いかと思います。



これで明るい写真をバシバシ撮っていこうとおもいます!!


次回は「いい感じのアングルを覚える」です。