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い・ろ・は・すから学ぶInstagramハッシュタグ活用法

2015.08.04 08:28

コカコーラが展開する天然水ブランド「い・ろ・は・す」は、水の日である8月1日、大規模SNSイベント「い・ろ・は・す Meet」を開催しました。同イベントでは、InstaMeet(インスタミート)としては日本最大規模となる187人が参加。新たな水の側面や魅力や楽しさをこのイベントを通して多くの方に知ってもらうことを目的として開催されました。


「い・ろ・は・す Meet」の概要

「い・ろ・は・す Meet」はパシフィコ横浜の臨港パークで開催され、参加者はおもいおもいの方法で、水の美しく斬新な一面を捉えた「LOVE WATER PHOTO」を撮影し、作品は共通のハッシュタグ「#いろはすMeet」「#LoveWater」をつけて投稿されます。撮影イベント後はテレビ朝日・六本木ヒルズで開催中の「SUMMER STATION」にて表彰式が開催され、投稿作品のなかから「い・ろ・は・す賞」などが選ばれました。本イベントで撮影された作品は「い・ろ・は・す」の夏の交通広告にも採用される予定。


InstaMeet(インスタミート)とは、Instagramのユーザー同士が特定の日時・場所に集まって写真を撮り、撮影のコツを共有しながらInstagramを楽しむイベントです。日本最大規模のSNSイベントとなった同イベントですが、どのように集客・ユーザーアプローチをしていったか、Instagramアカウント解析ツール「i-Analyzer」を使って今回も分析してみました。



「i-Analyzer」から判った3つのポイント

1, フォトグラファーなど人気のインスタグラマー活用


日本最大規模になったInstaMeet(インスタミート)になった本イベント。8月1日のイベント集客に向け、ティザーで人気のInstagramar(インスタグラマー)による告知を実施。イベント当日もイベントに参加。


起用された人気Instagramar

micalie3(フォロワー19,900人)

ima_ju(フォロワー23,800人)

mamotoraman(ママチャリスト。フォロワー数 48,100人) など


2, 投稿写真をブランドサイトに集約、コンテンツ化


#いろはすMeet」で集まった投稿は684件(2015年8月3日時点)。これを「い・ろ・は・す 」ブランドサイトに集約することでコンテンツとして利用しています。

また、ブランドサイトでは「#いろはすMeet」とは別に、テレビ朝日・六本木ヒルズで開催中の「SUMMER STATION」で「LOVE WATER PHOTOを撮影しよう!」のイベントで投稿があったものについてもコンテンツとして集約しています。こちらはイベント会場で撮影した写真を「#サマスタ」「#LoveWater」をタグ付けしてキャンペーンに参加することができます。


3,共通ハッシュタグは「#LoveWater」で統一


驚くことに、今回プロモーションの分析をしていて、公式Instagramアカウント「@ilohas_jp」をほとんど利用していないことです。投稿数はほんの24件に留まっているのです。もちろん、「#サマスタ」「#いろはすMeet」などのようにキャンペーン毎にハッシュタグはわけていますが、キャンペーン共通タグが「#LoveWater」という点に注目してみたいと思います。


<キャンペーン参加ハッシュタグ>

「LOVE WATER PHOTOを撮影しよう!」→ハッシュタグ「#サマスタ」「#LoveWater」

「い・ろ・は・す Meet」→ハッシュタグ「#いろはすMeet」「#LoveWater」




上記ご紹介した2つのキャンペーンに共通したハッシュタグは、「#LoveWater」。元々このキャンペーンが始まったここ1ヶ月で「#LoveWater」の投稿内容は驚くほど変化しています。い・ろ・は・すがキャンペーンタグとして利用する前は、利用層は海外ユーザーがメインとなっており、飲み水はもちろんですが、どちらかというと海やプール・水着姿などがメインでした。今回のプロモーションを通じて、今その内容は大きく変化しています。(※上図参照)


水そのものの価値を伝えることに主軸をおいた新しいコミュニケーションを展開する「い・ろ・は・す」では、プロモーションのためにハッシュタグを用意するのではなく、ブランドメッセージを伝える・ブランド構築するためにハッシュタグを選定するという点で、非常におもしろい試みなのではないでしょうか。